オクトパストラベラー おすすめ評価ポイントまとめレビュー

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どんなゲームか詳しく知りたい方、
購入を迷っている方の参考にしていただく為の、
評価や感想を書きました。

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はじめに 簡単な感想など

このゲームが発売される頃は、
まだニンテンドースイッチに目玉となるRPGが少なかった時でした。

奇をてらわず、だけどグッと引き込まれるアートディレクション、
懐かしくも美しい2Dドット風のフィールド。

8人それぞれの個性を生かし、
ゲームの進め方に自由度を与えているフィールドコマンド。

よくあるターン制バトルと言ってはしまえない、
駆け引きの面白さがある戦闘システム、
そして育成要素。

体験版が配信されたときから期待感いっぱいで、
発売日を待ち望んだものでした。

古き良き時代のRPG的な謳い文句のゲームは割と多いですが、
おっさんを釣る為だけのフレーズになってしまっていると感じることが多い中、
このゲームは筆者だけでなく、
一定数以上のおっさんに満足感を与えたと思います。

要するに、こういうのでいいんだよ、というやつですね。

無論ただ古臭いゲームということでなく、
2D風ゲームの良さを若いプレイヤー達にも伝えてくれた、
素晴らしいゲームだと思います。

余談ですが、筆者は取り返しのつかない要素が嫌いです。
今作においてそれに該当するのは、
一部再戦不可のボス、またそのお供から盗める、
限定アイテムなどがそうだと思います。

複数のクリア方法があるイベントがある為、
それによってはイベントアイテムが残るかどうかなど、
細かいところも少しあります。テリオン編の闇市潜入時など。

気にする人は調べてからやってください。
無くてもなんら問題ないです。筆者は異常です。

2Dドット風の美麗グラフィック

これがまず、特筆したいほどに美しいです。
今プレイするとさすがに厳しい過去のRPG達を、
全部このグラフィックでリメイクしてほしいくらいに美しい。

画面端や遠景をぼかして表示させることで、
プレイヤーにその世界の空気感を伝えていると思います。
光や影の表現も綺麗です。

ごちゃごちゃして分かりづらくないように、
右下の簡易マップで、到達するべき地点がかなり明確なのも遊びやすい。

物語とは関係ない部分にもずんずんと進んで探索してみたくなり、
そうすると何らかの発見やメリットが割と多いのも楽しいです。

ランダムエンカウントなので歩き回りたいのに敵が鬱陶しい場合は、
エンカウント率を調整するアビリティ(特技のような物)
が存在するので利用しましょう。

世界の先へストーリーを無視して行ってしまうことも出来ます。
当然強いモンスターに阻まれますが、
命からがらに逃げ延びて開けた宝箱から、
びっくりするような品質の装備が取れたりだとか、
果ての町まで到達できたりすると喜びも大きいです。

どんどんと歩いて進みたくなるフィールドというのが、
高い評価ポイントだと思います。

あっさりしてるけど、悪くはない8人の群像劇

目が離せない濃厚ストーリー、と言うことは出来ないかもしれません。
なぜ8人が一緒にいるのかわからない、
そういった声を評価として聞くこともありました。

しかし8人それぞれがどうしても達成したい自分の目的のために、
協力しあえそうな他7人と道中を共にしている。
それ以上もそれ以下もないとも思うのです。

1人ずつのメインストーリーに他の7人が絡むことはなく、
そこが少し淡白な印象を与えてしまっているかもしれません。
とはいえ、一人一人を仲間に加えるかすらプレーヤーの選択次第で、
更に進める順序も任意となっている以上、
これは多少は仕方ないことだと思います。

ですがお互い余りにも割り切ったドライな関係、という程ではないです。

それぞれのストーリーが進む合間に、
パーティーチャットという形で、
他のメンバーがその時に何を感じているかなどを、
メインになっている一人とやり取りをする要素があります。

これがある程度淡白さを解消することに一役買っていて、
時には笑え、時にはアツく、時にはしんみりさせてくれます。

一見繋がりのないように見える偶然集まっただけの8人、
そう見えますが実はそれだけではありません。
それがうっすらと見えてくるころには、
物語はクライマックスを迎えることでしょう。

ちなみに8人のうち誰を選んで開始しても、
最終的には全ての要素を遊べる
ので、
深く考えず好みのキャラクターで始めましょう。

筆者は当然トレサちゃんでした。トレサちゃんでした。

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ありふれてるけど、面白いターン制の戦闘システム

敵味方合わせて身のこなしの素早い奴から順番に攻撃する、
よくあるコマンド式ターンバトルです。

ですが、つまらないかと言われたらそんなことはありません。

敵には剣攻撃、弓攻撃といった物理属性攻撃と、
炎や氷といった属性攻撃のいくつかが弱点属性として設定されており、
対応した属性で攻撃したときに、
シールドポイントというバリアのようなものの数値が減ります。

これを0に減らすことで、敵の行動を1回休みにさせ、
更に防御力が大幅ダウンするので、
一気に畳みかけるチャンスとなるのです。

更に、1ターンごとに仲間達にはブーストポイントという数値が貯まり、
これを消費して攻撃することで、
通常攻撃なら攻撃回数が増えてシールドを一気に割ったり、
魔法やアビリティを使った時には、
その威力が跳ね上がったりします。

この二つの要素をうまく使って、
敵にはあまり行動させずに、
バリアが割れてダウンしたところにデカい一撃を見舞う、
そういった駆け引きが存在しているのです。

連続で斬りつけたりするのは爽快感もありますし、
アビリティのエフェクトも気持ちよく作ってあります。

なお、初見の敵の弱点を探るのが面倒となる可能性がありますが、
アビリティによって戦闘開始時に1つ判明させたり、
弱点を見破る為のアビリティもちゃんとあります。

複雑さはないけど、面白い育成システム

8人の主人公達にはそれぞれ固定のジョブと呼ばれる、
職業のようなものが割り当てられています。

これは各キャラの個性として存在していて変更不可で、
これに対してもう1種類、サポートジョブと呼ばれるものを、
ゲームが進むと付けることが出来るようになり……

これが育成の幅を広げている本作の要素で、
魔法も行使できる商人や武芸百般の学者など、
プレイヤーが好きにカスタマイズできるようになっています。

世界各地に点在している神殿のようなものを訪ねることで、
選べるサポートジョブが増えていきます。

戦闘を重ねることでジョブポイントと呼ばれるものが蓄積していき、
好きな順番でジョブごとに設定されたアビリティを開放可能。
どのアビリティから習得していくかも、
プレイヤーに委ねられた選択肢です。

フィールドコマンドについて

このゲームでは8人それぞれに違う特殊アクションが用意されていて、
街の中の住人(NPC)に向けてこれを実行することが出来ます。

決闘を申し込んで戦ったり、誘惑して一時的な仲間として連れ歩いたり、
持ち物を盗み取って獲得したりといった具合です。

驚くことに話しかけられるほぼ全ての町の人々に、
この要素の為の数値やアイテムが設定されているのです。

なんの変哲もないお爺さんが、
実は歴戦のツワモノだったりといったこともあります。

あらゆるNPCに探りを入れて歩き回ってもいいし、
そんなことしなくたって問題はありません。
ストーリーの進行の為に必要なものだけこなしたっていいのです。

不満点

フィールドコマンドが成功するかは、
キャラのレベル等によって確立が変動します。

失敗すると町の人たちとの関係が悪化し、
コマンドの実行が出来なくなります。
酒場でお金を払えば関係は修復できますが、
セーブデータをコマンド試行前に戻した方が早いです。

レアアイテムなどを盗み取れる確率は数%だったりもするので、
難易度の高いものを盗もうとすると、
失敗したらセーブデータロードとリトライを繰り返す事になります。
この作業がいささか苦痛に感じたりします。

パッと思いつく不満点はこのくらいでしょうか。

おわりに

エンディング後のやりこみを行うためには、
いくつかの関連サブクエストをこなす必要があります。

後からでもできますので、発生させる方法が分からなかった場合は、
ネットなどを参考にして、挑戦してみてください。
個人的にはこの要素に触れるかどうかで、
ストーリーに対しての評価が少し変わるかもしれないと思います。

筆者が大体全ての要素をクリアしたとき、プレイ時間は90時間くらいでした。
とても楽しめたと思います。

読んでいただいて有難うございました。

ゲームおすすめ評価ポイントまとめレビュー
ゲームの進める上で取り逃し、取り返しのつかない要素、ランダム成長要素などが怖いおじさんのゲームレビュー。基本的には面白かったものしか書いていません。