どんなゲームか詳しく知りたい方、
購入を迷っている方の参考にしていただく為の、
評価や感想を書きました。
はじめに 簡単な感想など
未知の地下迷宮を1歩ずつ踏みしめて、
仲間と共に慎重に地図を埋めつつ進む。
まだ行けるか、いったん脱出して立て直そうか……
本作は最近ではなかなかに希少となってしまった、
ダンジョン探索型RPGと呼ばれるゲームです。
PSVITA、PS4、ニンテンドースイッチ、PCにて遊べます。
VITA以外は追加要素が少しあります。
PCではブラックアウト等の不具合も一部目立つとのことなので、
PS4かスイッチで遊ぶのがおすすめです。
本作の特徴は戦闘やシステムの安定した面白さも然ることながら、
何と言っても評価の高いストーリーです。
人を選ぶ過激さはありますが、先が気になってついつい、
次のダンジョン、また次のダンジョンと、
夜更かししては先を急いでしまうような魅力があります。
キャラクター育成の点でも、
色々と妄想を盛り込める設定項目の充実具合や、
攻略方法に関しても、ぞろぞろと大所帯もよし、
少数精鋭に愛を注ぐも良しの、
なかなかの幅の広さがあります。
ダンジョン探索RPGの面白さを再確認させてくれた今作を、
だらだらと好きに語りたいと思います。
筆者のゲームをする上での病気がこちらです。
取り返しのつかない要素が嫌いです。
こういう変人が書いています。
ちなみに、このゲームはゲームクリア後、
2周目にアイテムが持ち越し可能です。
しかし、お使いクエストのクリア状況も引き継がれるため、
それの報酬で非売品のものに関しては、
処分してしまうと再入手不可となっております。
気を付けるのはそれくらいでしょうか。
人形に命を吹き込んで自分の部隊をつくろう
本作ではカヴンと呼ばれる最大3人1組の部隊のようなものを、
全部で5隊まで戦闘に参加させることが出来ます。
つまり15人まで一緒に戦闘可能です。
もちろんゲーム開始時からいきなり最大数の大軍が作成できる訳でなく、
ストーリーの進行とともに規模が大きくなっていく感じです。
序盤のチュートリアルを経て旅団が編成可能になったら、
ファセットと呼ばれる職業のようなものを選び、
好きな容姿、名前や声といった妄想設定を形にしていきましょう。
筆者は当然女性のみの旅団で始めて、
最後まで野郎は誕生しませんでした。
ドラゴンクエスト等での転職システムは好きでしたでしょうか。
本作もおいても鍛え上げ愛を注いだキャラクターを、
覚えたスキルと共に新しいファセットに転生させることで、
さらに強さに磨きをかけたり出来ます。
ダンジョン探索の末に手に入れた至高の一振りを、
さらに他の武器と合成することで強くすることも出来ます。
様々な方向から強化に強化を重ねた人形兵たちは、
単騎ですらダンジョン踏破が可能な領域に、
到達することも出来るのです。
おでのお人形さいきょうらー!
そうやって鍛え上げた人形兵でモンスターを蹂躙するのは、
このゲームで最も楽しいひと時であることでしょう。
時に慎重に、時には壁などぶっ壊せ!そんなダンジョン探索
1人称視点で前後左右に視点を移動しながら、
マップを1歩ずつ埋めていきます。
特定のポイントに到達したり宝箱を開けたりすると、
戦闘やキーアイテムの入手などのイベントが起こります。
その後ダンジョンを脱出しご主人様に報告することで、
ストーリーが進みます。
これを繰り返してゲームが進んでいくのが、
基本的な流れです。
物語が進行していくと、壁を壊してある程度自由に進んだり、
敵から身を隠してやり過ごせるようになったり、
ダンジョン探索の幅が広がります。
最初はカギがかかっており開けられなかった宝箱を、
ゲームが進行して別の地点でカギを入手し、
後から開けられるようになったりといった要素もあります。
また、ダンジョンごとに繰り広げられる、
物語の本筋とすこし違ったストーリーたちが秀逸で、
探索をより面白いものに変えています。
ダンジョンに徘徊するモンスターは手ごわいものも多く、
ゲームとして難易度はそれなりに高いですが、
設定変更でやさしくすることは可能です。
一部のボスの倒し方に分かりにくい部分があり、
そこで詰まってしまうかもしれませんが、
そうした場合は遠慮なくネットに頼るのがいいかと思います。
可愛いキャラクターたちの過激でダークなストーリー
美人だけど高飛車で乱暴な魔女ドロニア様と、
その弟子のルカちゃんの2人が、
ある町の地下に広がる迷宮へと、調査に訪れるところから物語が始まります。
2人ともに声優さんの技量が高く、ルカちゃんに至っては、
暗くなりがちなストーリーにおいて、
まさに一服の清涼剤となってくれること間違いなしです。
すぐに物語には不穏な空気が漂い始め、
ストーリー中には目を覆いたくなるような過激な表現や、
衝撃的な展開も多々あり、気分が悪くなる方もいるかもしれません。
しかしそれ以上に、散りばめられた伏線の回収が気になったり、
秘められた2人の目的や境遇が、
先に進めるごとに少しずつ明らかにされ、
なかなか辞め時が見つからなくなるのです。
あとストーリー書いた人変態な気がする……
面白いけど。
物語の謎の核心に迫れれば、真のやりこみ要素へ
エンディング後のやりこみももちろん用意されており、
極限まで鍛えた旅団をぶつける相手もしっかり用意されています。
ただし何も考えずにただ進めてその入り口に到達できるかというと、
必ずしもそうではありません。
物語を終えた後からでもやり直しがききますので、
分からなかった方は攻略サイトなどを参考に、
ゲームのさらに奥を解明してみましょう。
おわりに
めっちゃダークなストーリーだけど面白いよ。
そんな評判を目にして始めてみましたが、
期待通りに楽しむことが出来ました。
駄目な人もいるだろうなぁ、という意見もよくわかりました。
ちなみにこのゲーム、
「ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団」という、
続編がPS4にて既に発売されております。
長い開発延期期間の後、
もう日の目をみることはないかもしれないとの絶望を乗り越え、
なんとか発売されました。
ルフランの出来のおかげで、
ガレリアにも大いに期待をよせたものでして、
実際楽しく遊んだのですが問題点も多く、
迷った方にはまずこちらの、
ルフランから始めていただくのがいいかなぁと筆者は思います。
読んでいただいて有難うございました。