片道勇者プラス おすすめ評価ポイントまとめレビュー

片道勇者レビュー記事画像 ゲーム

どんなゲームか詳しく知りたい方、
購入を迷っている方の参考にしていただく為の、
評価や感想を書きました。

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はじめに 簡単な感想など

皆さん、ローグライクゲームは好きですか?
風来のシレンとかトルネコの大冒険とかが有名なアレです。

筆者も大好きです。
そんな方々に是非プレイしてみてほしいのが、このゲームです。

片道勇者というパソコンのフリーゲームに、
様々な要素を加えパワーアップさせて有料化したもの、
片道勇者プラスです。

元はパソコンゲームとしてつくられた本作、
現在はそれに加えてスイッチ版が、
ニンテンドーEショップにてダウンロード専用ソフトとして発売中です。
筆者は恥ずかしながらスイッチ版が発売されるまで、
存じ上げておりませんでした。

1歩こちらが動けば敵も1歩動き、
挑戦する度に変わる地形、
拾える武器やアイテムも毎回異なり、
倒れたら全てを失い最初から。

ここまではよくあるローグライクです。
しかし……

本作にはローグライクでは当たり前に存在するはずの、
階層だとか部屋やそれを繋ぐ通路だといった概念がありません。

自分が行動するごとに画面左手から迫る恐ろしい闇から逃げて、
ある程度の上下の移動の自由度はあれど、
ただひたすらに右側へ進み続けるというゲームなのです。

途中で敵も出てくるので、
足を止めて倒すか通り過ぎて逃げるかを考えたり、
他にもショップなどで支度を整えるのにもターンは使います。

画面左端から1歩でも外側へ行くと問答無用でゲームオーバーです。

たった1つの一見すれば単純なアイデアで、
これほどまでに面白いのかと衝撃を受けました。

いつものやつを貼ります。取り返しがつかない要素はなさそうです。

ゲームの大まかな目的について

じゃあどうなったらクリアになるのさ?
という疑問がすぐにわいた方もいると思います。

このゲームでは、一定距離を右側に歩き続けると、
「魔王」と呼ばれる存在が進行方向から現れ、
襲い掛かってきます。

最初はこちらの能力が貧弱なため、
まともに殴り合っても敵いません。

なので向かってくる魔王とすれ違って、
さらにひたすら逃げるしかないのです。

アイテムや特殊能力などを駆使して早く動いたり、
相手を妨害したりして一定期間逃げ切ると、
魔王はいったん諦めて消えます。

出逢って逃げてを繰り返しながら力を蓄え、
自分の強さが十分な値に達したと思ったら、
次の出現から魔王の体力を削り始め……

さらに何度か遭遇を重ねながら、
体力を削りきればクリアとなります。

簡単に説明するとこうなりますが、
もちろんこれだけで終わりではありません。

毎回ゲーム開始前のキャラ設定時に伝えられるガイドに従って、
課題を達成していくことで、
世界の謎に少しずつ迫っていくことが出来るようになっています。

ゲームシステムについて

ゲーム開始時に用意された好きな職業を選んで、
さらにそこに追加で好きな個性をいくつか持たせて始めます。

階層構造のダンジョンではないという部分以外は、
他のローグライクと同じようなシステムになっていますが、
以下の点が少し特殊です。

本作では元気度と呼ばれる、
歩くほどに減っていく満腹度的な数値が0になっても、
体力が減って餓死するようなことはありません。

代わりに元気度0の間は歩いても体力が回復しにくくなり、
攻撃や回避の効果などにペナルティを受けます。

次に敏捷や行動速度という素早さ的な概念があり、
敵に連続行動されにくくなったり、
こちらの連続攻撃率に関係したりします。
敵を高速で連続して斬りつけるのが結構爽快です。

3つ目にここは重要なのですが、
冒険の途中で拾える特定の消費アイテムなどを使って、
プレイ中のデータを記録することも出来ます。

その後失敗して倒れたとしても、
記録した地点からやり直しが可能になっているのです。
この手のゲームとしては賛否両論があるかもしれませんが、
筆者はあってよかったと思っています。

些細な1ミスから数時間のプレイが水泡に帰したとき、
とりあえずはそのプレイでの課題達成を優先させたいと思ったときに、
やり直せるのが有難かったからです。

無論、保険なんてかけずに踏破すると心に決めた時は、
また違う機会に最初からやり直せばいいと思います。

他のローグライクゲームとの目立った違いはこれくらいでしょうか。

ちなみに、左から右へ逃げ続けるという要素を除いて、
普通のローグライクゲームとしての部分に注目しても、
各要素が高いレベルでまとまっていると筆者は思います。
そうじゃなかったら長時間遊んでいませんし。

このゲームをやった後は、
なんだか他のローグライクで部屋を虱潰しに探索するのが、
時には煩わしくも感じるようになってしまったのです。

それほどにワンアイデアが画期的でした。

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やりこみ要素について

前述したように、魔王を倒すことだけが目的ではありません。

新しい職業を出現させるための課題やイベントの数々や、
旅の途中で出会う仲間達に関連したイベント、
世界の謎に迫るための様々な方法の探求など。

ヒントしかもらえず分かりにくかったりしたら、
攻略サイトなどを参考にしてもいいと思います。

そして、こつこつやりこむ人には嬉しい、
各職業でのやりこみの成果が一覧となった表などもあります。
冒険の出来を数値化してくれたりもします。

仲間と共に冒険をクリアすれば、
エピローグに少し追加があったりもします。

プレイヤーのやる気を上げるための、
様々な工夫がこのゲームには散りばめられていると感じました。

極めつけに値段がお安い。気軽にやってみることが出来ます。

おわりに

スイッチ版でも1500円程度とかなり安く買えるのですが、
パソコン版だともっと安く買えることが多いようです。

筆者はパソコンゲームに疎いので詳しく書けませんが、
気になる方はそちらも調べてみてください。

更に余談ですが、このゲームの作者様に許諾を得て、
スパイク・チュンソフトがPS4やVITA向けに発売したゲーム、
「不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ」という作品も存在します。
こちらも気になった方は調べてみてください。(筆者は未プレイ)

読んでいただいて有難うございました。

ゲームおすすめ評価ポイントまとめレビュー
ゲームの進める上で取り逃し、取り返しのつかない要素、ランダム成長要素などが怖いおじさんのゲームレビュー。基本的には面白かったものしか書いていません。