【レビュー】ダンジョンドラフターズ カード収集+デッキで探索

ダンジョンドラフターズ(Dungeon Drafters)のレビュー 評価、評判や感想をクリア後に記述 ゲーム

ダンジョン・ドラフターズ(Dungeon Drafters)を、
ゲームクリアまで遊んだので評価、感想を書きました。
Nintendo Switch、PS、XBOX、PCで遊べます。
筆者はニンテンドースイッチ版をプレイしました。

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ダンジョンドラフターズってどんなゲーム?評価と感想

カードデッキから何枚か引いたカードの中から、
1枚ずつ選んで使って戦う。
拾ったり買ったりで集めたカードで自分のデッキを作り、
いくつかあるダンジョンのボスを倒してを繰り返して、
最後のダンジョンのラスボスを倒すのが目的。

ダンジョンは1フロアがいくつかの部屋で構成されており、
敵を全滅させると隣の部屋に移動できる方式。
マス目の移動やカードの使用など1ターンで基本は3回行動が出来て、
それが終わると敵が行動する。
戦闘開始時に5枚カードドロー、
以降は1ターンに1枚ずつドローできる。
カードの効果で行動回数やドロー枚数などが変わったりもする。

ローグライト要素があるとされているがそれほど強くはない。
ダンジョンごとに出てくる敵や落ちているアイテムは種類が割と決まっているので、
その数やダンジョンの部屋ごとのイベントなどが多少ランダムなくらい。

やられるとそのプレイで集めたお金やカードが無くなるが、
大概のダンジョンはフロアごとに帰還するか探索を続けるか選べるので、
無事に帰還をすることでカードデッキを強化して、
少しずつ進める距離を増やす感じ。

デッキ構築は出発前の拠点である町の中でのみ可能で、
ダンジョン攻略中は変えられない。
拠点では特定条件を達成せよなどのクエストの受注や、
各種ミニゲームなど出来ることは結構多い。
本編的なダンジョン攻略とは別の、
このカードをつかって1ターンで部屋の敵を全滅させろ的な、
パズル要素のある施設もある。

カードパックを開けて新しいカードを集めていくことそのものが楽しい。
一定のレア度以下のカードなら1度入手すれば同じものが買えるようになる。

カードにはアーキタイプと呼ばれるいわゆる属性的なものがあって色分けされている。
力こそパワーの赤、味方の召喚やカード複製などの青、
移動や行動回数増加系の緑、防御や回復、機械設置的な要素をもつ茶。
それに忌まわしいものとされている紫色のカードもある。
どの種のカードをどの割合でデッキに入れるかはプレイヤー次第。
ルーンと呼ばれる装備枠を何色にどの程度割くかで、
色ごとに入れられるカードの種類が決まる。
強力なカードほど必要なルーンの装備数が多いといった具合。
デッキを作るにあたってのこの辺の試行錯誤も楽しい。

カードの色ごとの優遇、不遇が激しいなどの他者のレビューも見受けられ、
緑強すぎじゃね?と言われがちっぽい。
初期のほうのバージョンでのレビューに多く、
そこからアプデでバランス調整されてもいる模様。
筆者が遊んだ感想としても実際緑は強いと思うが、
調整のおかげなのか他の色もそんなに見劣りしているとは思わなかった。
ちなみに筆者はあまり評価が高くない印象の、
赤と茶のカードを複合したデッキでゲームクリア。

他にはキュリオと呼ばれる様々な効果を持つアイテムを装備する枠が1つあり、
カードデッキと組み合わせて最大限効果的なものを考えて装備する。
キュリオは結構膨大な種類が用意されているのに、
装備枠は最後まで1つなのがちょっともったいない。
2個以上装備できるようにすると、
組み合わせ次第でゲームが壊れすぎるから仕方ないのかもしれない。

ドット絵のクオリティが素晴らしい。
BGMもレトロ調でいい味だしてる。
ゲームスピードの設定は変更できるし、
変更しないと遅いと感じるのでゲームに慣れたら変えよう。

難易度の設定変更とかはないので、
みんなが同じ難易度で遊ぶ必要がある。
序盤は難しくないが、
どこかのダンジョンのボスを1回倒すまで、
結構な回数やられることになるだろう。
ラスボスともなるとカードの組み合わせの熟考、
そこそこのドロー運の両方が要る感じ。
でもまぁムズすぎ無理!とはならないとは思う。

ゲーム開始時に6人の中から1人を選んで開始するが、
これは初期のデッキとストーリーの表示キャラが違うくらいで、
選ぶキャラでそれほど大きな違いはない。
練習用的なダンジョンですぐにデッキが作り変えられるし、
個人的にはキャラの見た目の好みで選ぶのをオススメする。
なので迷うことなくケモ耳忍者っ娘を選んでOK。

ゲーム開始直後の最初の世界の成り立ちの説明で、
ややカタい翻訳も手伝って、
ゲーム内の専門用語が多くてちょっとウッ……となるかも。
有名なファルシのルシがコクーンでパージ的な。
世界観の設定やストーリー展開は、
まぁよくある感じだけど悪くはない。
ゲームクリアした後の満足感もかなりあった。

他の方のレビューとかも見ると、
30時間~40時間くらいで最後までクリアなボリュームっぽい。
筆者は50時間以上遊びました。楽しかったです。

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問題点や不満点など

ゲーム内容の面白さに関しては、かなり熱中して遊んだし文句がない。

筆者の遊んだスイッチ版だけかもしれないが、
エラー落ちの多さが難点として大きなものだったのだが、
アプデが来た後は解消された模様。
しばらく遊んでみたが長時間プレイ時のカクつきと、
エラー落ちが無くなっていると思った。
パズルアリーナの連続挑戦や、
とくにやばかったトレーニングルームの行き来などでも、
エラーを吐かなくなったと思う。
なので以下はエラー落ち以外の問題点。

1つめに敵の行動の効果がどういうものなのか、
表示の意味が分かりにくい点。
初見の敵の行動予測を見て対応しきるのはなかなか難しい。
ただ実際何度か攻撃を見れば敵ごとの対処は分かってくる。

2つめは各種操作が直感的でなく、
クセがあり慣れるまでに結構かかりそうな点。
メニュー画面や説明画面など全体的にあまり洗練されていない。

3つめはところどころ動作に不具合っぽい怪しさがある点。
進行不能などになったりはしないが、
あれ?なぜかカードが選択できない……
装飾品が変えられない……
みたいなことがちょくちょくある気がした。
大概はメニューを閉じて開きなおしたり等で対処できる。
前述のUIの不便さによるプレイヤー側の勘違いもあるかもしれない。

最後にこれはやや個人的な不満点。
筆者はこのゲームが面白くて相当やり込んで、
全アイテム自力でコンプリートしてやろうと頑張ったのだが、
どうしてもアイテムのいくつかが取り方がわからずに攻略情報を漁った。
すると町の中の何もないところに透明の話しかけられる奴が居て、
そいつを何回か見つけると貰えるアイテムというのがあった。
もちろんゲーム中でほぼノーヒント
(一応住民一覧表に空欄ぽく1枠あるのがヒントとも言えるかもしれないし、
なんか筆者が見落としてるヒントがあるのかもしれない)。
実際見つけた奴がいるから情報が出てるんだろうが、
それでもこんなんわかるわけねーだろボケがと言いたくなった。
これは怪しいところに見えないアイテムが落ちていることがあるタイプのゲームだという、
ゲーム内でのなんらかの事前の示唆があったうえで、
更になんとなく話しかける、調べるボタンを連打しながら動いた奴が、
たまたま見つかるかどうかというような要素だと思う。
こういう昔のファミコン時代に1歩ずつ歩いてその場を調べてをやるような、
狂人しか見つからないようなアイテムはやめてほしい。
他にもこれほどではないにしろ自力で見つけるのが難しいものや要素がいくつかある。

まとめ

ゲーム自体はとっても面白いし、
開発者の情熱も大いに感じる作りになっている。
筆者が遊んだ時期のスイッチ版ではあまりにもエラー落ちが多すぎたのだが、
アプデ後しばらく遊んだ感じだとエラーには遭遇していないので、
他の機種でもエラー落ちがないのなら現在はおススメできる作品になったと思う。

ちなみに実績やアイテムコンプリートに関する詳細なんかは、
Steamのこのゲームのページからコミュニティハブ→ガイドと選んで、
グーグル翻訳で日本語にすると大概先人たちが書いてくれているので、
参考にさせてもらおう。

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