ワイルドフロストのレビュー 評価や感想など

ワイルドフロスト(Wildfrost)のレビュー 評価や評判と感想 ゲーム

ローグライク要素のあるカードデッキ構築型戦略ゲーム、
ワイルドフロスト(Wildfrost)のレビューです。
Nintendo SwitchとPCで遊べます。
筆者はスイッチ版で遊びました。

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ワイルドフロストってどんなゲーム?

氷に閉ざされた太陽を取り戻す為に数々の冒険者たちが頑張るというストーリー。

最初に性能がある程度ランダムな3人のキャラが提示されるので、
そこから1人を選んでリーダーとし、
そのキャラの属する部族によって決まる初期カードデッキで進む。
最初に使えるのは1部族だけなので、
違うデッキが使いたい場合はアンロック条件を満たす必要がある。

戦闘が始まったら縦2マス横3マスの6マスのエリアにリーダーを配置する。
敵側にも同じエリアがあり、
初期配置の敵に加え一定ターンごとに増援が現れ、
最後にその戦闘の大将的なモンスターが現れるので、
これを倒すと1回の戦闘が終わる。

ドローされた手札から1枚カードを使うと1ターンが経過する。
他の仲間のカードを引けたらそれも6マスのどこかに1ターン使って配置できる。
配置したキャラは決まった数が設定されていて1ターンごとにそれが1減り、
0になると設定された数値の攻撃力で目の前の敵に攻撃する。
敵も同じように行動してきて、先に動くのは敵側。

キャラの配置換えや、配置したキャラをエリアから一旦回収し回復するなど、
ターンを消費せずに行える行動で次の1ターンを有利にするために考える。
手札のリドローは一定ターンが経過した後ならターン消費無しで、
経過する前でも1ターン使ってドローし直せるようになっている。
リーダーがやられたらゲームオーバーなので、
他の仲間やアイテムを使って守りながら戦う必要がある。

分かれ道を選びながら敵を倒したり新しいカードを手に入れながらデッキを強化し、
最奥にあるボスを倒したらクリアとなる。
お守りなどで今あるカードの強化が出来たりもする。
道中のボスはいくつか種類があるうちのどれかが出てくる方式。
雑魚敵も進み具合によってある程度決まったチームがランダムで出てくる感じ。

可愛い絵柄と仲間との共闘感が、
暗い雰囲気になりがちな他の同ジャンルにはない強み。
カードの相性の良い効果の組み合わせを試行錯誤し、
それが上手くいったときは気持ちがいい。
BGMもレベルが高くて聞いていて心地よい。
筆者は和楽器の弦楽器ぽい音が流れるやつが気に入った。

ゲームオーバー後はリーダーを選びなおして最初からやり直しだが、
ゲーム中に課せられた特定の条件を満たすと、
新しいカードや施設がアンロックされて次回以降が少しずつ楽になる。

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難しいけど面白い

難易度は高い。それもかなり。だけど面白いと思う。
発売間もないこれを書いている現在、
Steamでの評価が賛否両論なのだが、
ゲームの出来はこんなに良いのに納得いかない……
とも言い切れない部分も僅かながらあるのが辛いところ。
この出来で低評価にされるのが納得いかない、
という一心で応援高評価レビューを書いている方も多く見られ、
筆者も同じ気持ちになった。このゲームは面白い。

現状はイージーモードへの難易度設定変更機能は存在しない。

どのくらいの難易度が適正と思うかは人それぞれで、
低評価を付けた人の多くが難しすぎる、運ゲーすぎる、
理不尽なやられ方が多いといったことを挙げている。
だけどその中には1時間や2時間もやってないレベルでやめて低評価としている人も多い。
しっかり理解し考えることを前提としたバランスなのにいつまでも適当に進んで玉砕し、
それを自分の浅はかさのせいではなく、
これは理不尽な難しさなのだと言ってしまう人もいるのではないか。

彼らはつまらないと感じたものをつまらないと言ってやめているだけなので、
それらを責めることはあまりできない。
筆者自身にも開始2時間前後でどうにもやる気が出ずにやめたゲームはある。
ただ、少しやっただけでわざわざ低評価と断じてしまえるゲームなんて、
分かりやすいアクションゲームや、
爽快感重視のボタンポチポチゲーとかに限った話じゃないのかなとも思う。
ある程度長時間やった後の方のレビューは感情的、短絡的にならず、
淡々と良い点と問題点が書いてあることが多く、
低評価の中にも納得できる部分もそれなりにあった。

筆者はと言えば、
体験版で1プレイした後に速攻で製品版を買って始めて、
そのまま初クリアまで10時間近くぶっ通して遊んだくらいには面白かった。
施設やカードのアンロックに重きを置いたランも含め、
24回目のランで最初のクリア。
文章から分かる通り筆者の頭はそれほど良くないと思うが、
そいつが初クリアまでにかかった時間がそれくらい。
慣れてくると運の良さもあったが連続でクリア出来たりもした。

クリアするためには基本的システムや道中のセオリーの十分な理解、
出てくる敵の対処法といった経験が重要な上、
要所では1ターンかけるのにも長考して手が止まる場面もかなり多くあった。
1手選択をミスっただけで後は敵の物量に押されて負けたり、
リーダーが一瞬でやられたりしてしまうことも。
それなりに安定してくるのに4~5時間くらいはかかった気がする。
必要な知識をある程度持っていても、
その上で序盤で上手くいかずにやられることが少なくなかったのも否定しない。

これは同ジャンルの代表的な好評ゲームである、
スレイザスパイアやワンステップフロムエデンなんかでも、
筆者は安定に同じくらいかかったし、
それらと比較しても大きく劣っているとは思わなかった。

ワイルドフロストの問題点としては、

  • デッキに入れたくないカードばかりが入手の候補に挙がっても、
    カードの入手を拒否できない。
    (アップデートで改善した)
  • 特定のデッキビルドに偏らせたくても、
    それをある程度コントロールする方法に乏しく、
    運ゲーと言われる要素の一つにもなっている気はする。

ただこれらは思った通りのカードが来なくても、
来たカードでどれだけ柔軟な対応ができるかという実力との兼ね合いだってあるし、
クリアに必要な運と経験と思考能力のバランスを、
どのあたりに設定するかの程度の問題でもある。

狙ったカードが来やすくする方法がないからクソゲー運ゲーだというなら、
それが出来るゲームで試行回数を重ねるだけなのも運ゲーというものだろう。

敵の火力が高いうえに増援もどんどん来るので、
迅速な処理か硬い壁役の配置などが出来ない場合、
リーダーを殴られたら終わり、
次の1手をミスったら実質終わり、
という状況に常に晒されることも多く、
慎重に慎重を重ねる必要があるのは確か。
1ターン使うのにそんなに長考したくねーよ!
さくさく選んである程度ミスがリカバリー可能なバランスにしろ!
という方にはおすすめできない。
詰将棋的だという感想も共感できるものだと感じた。

開発者の方が今後難易度を緩和したりバランス調整するなら、
ヌルくしすぎないように慎重にやってほしいと願う。
通常の難易度は弄らずにイージーモードの追加のみとかでもいいと思う。
更に楽しいゲームに進化すれば嬉しい。
この手のゲームは1プレイ1時間~長くて2時間くらいでクリアということが多いと思うが、
簡単に終わってしまったらそれこそボリュームなさすぎィ!とブーブー言われたりもしそう。

ちなみに1周クリア後の高難易度設定アリ。
1周クリアしただけでハイ終わり、とはならない。
高難易度にすると敵にもお守りがランダムで付いているものが出て来たり、
それをもクリアすると更に難易度を上げてプレイすることが可能。

筆者も何とか最後の難易度をクリアし、
かつ全実績を解除するところまで遊んだ。
一番高難易度のラスボスを倒すまでとなると、
さすがにそこまでのビルドも運よくカチッとかみ合ったものに仕上がってないと、
倒すのは厳しいかな~くらいの難しさ。

ある程度やりこんだ現在の視点から考えると、
通常プレイの難易度緩和が必要だとは思わず、
やっぱりきちんと考えられたバランスだったなーと感じた。

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攻略記事を書きました

戦闘で出てくる敵の種類や対策、
実績解除に工夫が要るものの解説、
クリア後の展開についてなどを書きました。