BALL x PITをクリアしたのでレビューを描きました。
ブロック崩しとヴァンサバの要素を足したバトルと、
街づくりで資源を増やす要素があるゲームです。
Nintendo Switch、PS、XBOX、PCで遊べます。
筆者はスイッチ版をプレイしました。
BALL x PITってどんなゲーム?評価や感想など
武器となるボールを射出して、
画面上部から迫ってくる大量の敵をブロック崩しのように倒していくゲーム。
自キャラはボールの射出以外にできる攻撃はなく、
敵に一定時間近づきすぎるか、
出現した敵を倒しきれずに画面の一番下に到達されてしまうとダメージを負う。
体力の限界を超えた傷を負うと倒れてステージのやり直し。
「ヴァンパイアサバイバー」という、
中心の自キャラに向かって大量の敵が群がってくるゲームがあるのだが、
それとブロック崩しを合わせたようなゲームと言える。
能力の強化も同じ感じで、
敵を倒すと出現するジェムを集めてレベルアップし、
新しいボールや能力取得用アイテムの獲得、
それらのグレードアップ後に行える進化や融合で強くなる。
やられたら得た強化は無くなる。
ステージをクリアすると次のステージに進むための歯車が取得でき、
決められた数を取得することで次の場所がアンロックされる。
ボールピットのもう一つの要素として街づくりがあり、
バトルで得たお金と設計図を使って、
様々な資源が得られる畑や森などと、
新しいキャラクターがやってくる住居などを造ったりして、
拠点を充実させる必要がある。
新しい操作キャラはボールの挙動などで個性が違っており、
同じステージでも楽しく遊べる。
基礎的、永続的な能力値の強化が見込める設備も造れるのだが、
中盤以降のステージに関してはこれによる能力上昇がないと、
クリアが難しくもなってくる。
資源の獲得にもピンボール的な要素があり、
基本的にはバトルの合間に1回、
拠点内で各施設に対してボールのように放った自キャラが跳ね返ることにより、
建築やアップグレードが進む仕組みになっている。
とはいえ街づくりは工夫の余地こそあれど、
バトルの片手間に適当にやっても大丈夫なくらいの緩さなので、
頭を悩ませる必要もあまりない。
バトルの難易度もそれほど高くなく、
ある程度拠点の強化が進めばそのうち誰でもクリアできると思う。
難しいことを考えなくても、
わらわら湧いてくる敵を無心でブロック崩しするのは面白く、
つい時間を忘れて没頭してしまう。
組み合わせで多種多様に進化するボールの強化も楽しい。
いろいろな組み合わせを試したくなる。
後半のステージのそれなりの歯ごたえや、
強化した拠点と能力でそのまま遊べる2周目のプレイのおかげで、
ボリュームはかなりある。
20時間以上は遊べると思う。
不満点や問題点など
街づくりの要素が面倒だという評価や、
基礎能力の強化が前提となっている点が不満だというようなレビューも見たが、
筆者はあまり問題を感じなかった。
こつこつレベルアップを積み重ねる要素と街づくりの組み合わせ、
その有無は好みの問題だし、出来も悪くない。
コツをつかめばあっという間に全ステージクリアで早く終わりすぎても、
文句が出るだろう。
それらのバランスのとり方が開発者のセンスだと思うが、
このゲームに関してはいい塩梅になっていると思う。
「能力の強化が明らかに足りない場合に、
自分の技術でなんとか出来る余地がなく、
敵の数で押しつぶされるとき」の無力感はまぁ、
あるかもしれない。
その場合は素直に街づくりを進めながら、
序盤ステージを違うキャラで攻略するなどすればいい。
システムやUI面でも特に不満を感じる部分はなかった。
スイッチ1で遊んだのだが、
この手のゲームにありがちな、
敵や弾の数が多くなることによる処理落ち、カクツキも、
筆者は感じず、快適に遊べた。
値段も安くコスパ抜群だし、
雨後の筍のように増えたヴァンサバの真似ゲーとは、
一線を画した工夫を感じた良作でした。
攻略メモを描きました
久々にゲームレビュー以外の記事書いたんでよろしくぅー!
