どんなゲームか詳しく知りたい方、
購入を迷っている方の参考にしていただく為の、
評価や感想を書きました。
はじめに 簡単な感想など
ニンテンドースイッチで発売されたロールプレイングゲーム。
Wiiにて発売された初代ゼノブレイドのストーリーやBGM、
イベント時の演出だとかカメラワークのアツさに感動し、
発売日に速攻で購入したのが本作です。
(ゼノブレイドクロスは未プレイ)
結論から言うと大満足の出来で、
プレイ時間は300時間近くに及びました。
本作は初代の良い部分はもちろん受け継ぎつつ、
キャラ育成や戦闘部分での新たな試み、
そして筆者には嬉しい、
取り返しのつかない要素ゼロの親切設計。
(言語設定のみ変更不可)
安心してゆっくり、じっくり、どっぷりと、
ゲームの世界に没頭できます。
何らかの失敗は恐れずに、
まずは1回エンディングまで好きなようにやってみてほしいです。
筆者のゲームをする上での病気はこれ。
キャラクターやストーリーについての評価
いわゆるボーイミーツガールの王道ストーリー。
ですが王道をしっかりと描けば、
多くのプレイヤーの心に刺さるものとなるはずで、
本作はそれがきちんと果たされていると筆者は思います。
フィールドの移動や戦闘中などの、
キャラクターの掛け合いの豊富さには手抜きがありません。
プレイヤーを感情移入させるのに一役買っています。
変な言い方をしてしまえば「装備品」的な位置づけの部分に、
「ブレイド」というシステムでキャラクターを持ってきたのも秀逸。
メインストーリーを彩るキャラ達とは別に、
それらが無数に用意されていて、
それぞれ違う絵師がデザインしています。
これを違和感なく同じゲームに溶け込ませてあるのもすごい。
しかも彼らの為のサイドストーリーも作ってあり、
思い入れが増して育成が楽しくなります。
少女と共に世界にとっての「楽園」を目指す少年の話なんですが、
このゲーム、少年の周りを見渡せば美少女や美人のオンパレード。
お前もう、そこが楽園じゃねぇか……
それはともかく、若干ハーレム漫画的な部分も感じますね。
また主人公達が主に少年少女で、
彼らの成長の過程もストーリーとして重要な部分にもなっていまして、
それらを青臭い、サムいと一蹴してしまうようなプレイヤーですと、
もしかしたら楽しめないかもしれません。
彼らを見守り、時には同じ目線になって、
共感して遊ぶと楽しいと思います。
単に女の子萌えーしても楽しいよ。
人によっては抵抗があるであろう部分も書きましたが、
筆者はとてもとても面白かったです。
エンディングまで遊んだ後は、
爽やかで暖かな気持ちになれました。
終わった時に名残惜しいのが、
筆者が考える素晴らしいRPGの要素の1つです。
戦闘についての評価
少し複雑だけど奥は深くてテクニカルで爽快感は高い。
簡単に表すとこうなると思います。
ゲームの進行具合と一緒に少しずつ複雑になっていくので、
いきなり訳が分からなくなるということはないです。
敵に近づくと自動での通常攻撃を行い、
それで貯まるゲージを使いアーツと呼ばれる技を任意で打ち込む。
さらにそれを繰り返すと必殺技とされる大技が放てます。
プレイヤーがこれをしている間、同じように仲間達も各自で考え行動し、
彼らとタイミングよく必殺技を連携させることで、
更なるダメージが見込めます。
仲間の必殺技のタイミングは指示が可能です。
狙って狙って大きなダメージを叩き出せると本当に爽快です。
アーツや必殺技は共に戦場に立つブレイドによって変化します。
戦闘前に予め、攻撃重視や回復重視などと3体のブレイドを装備しておき、
臨機応変に戦闘中に切り替えて戦います。
アーツによって敵の体勢を崩したり、
打ち上げたり叩き落したりといった要素もあります。
これをすることでもダメージにボーナスがあるので、
必殺技での連携と組み合わせる感じです。
文章で説明すると小難しく感じますが、
実際にやってみると適当にボタンポチポチでも、
段々と感覚が掴めてきます。
試行錯誤しがいのあるシステムで、とても楽しいですよ。
やりこみ要素に関して
クリア後の腕試しはもちろん豊富に用意されています。
それとは別にこのゲームは装備やアイテム、特定部分の進行状況などを、
ゲームクリアの後の2周目開始に持ち越せます。
これが遊びやすい作りになってまして、
2周目からは自分のレベルを下げて遊んだりできます。
駆け抜けようと思えばかなり短い時間でラストまで行けますし、
1周目であまり使わなかったブレイドでやり直すことも出来ます。
取り返しがつかない要素がほぼないと言うのはこの為です。
2周目から追加されるおまけ要素もあります。
ただしクエストのクリア状況は引き継がれません。
ブレイドの強化に関するクエストの中には、
達成になかなかの時間を要するものもあり、
2周目に入る前にそれらを納得いくまで終わらせてから、
突入することをオススメします。
DLC黄金の国イーラについて
ダウンロードコンテンツのサイドストーリーで、
ゲーム本編とは若干システムが違っていて、
セーブデータも独立しています。
本編ではわからなかったキャラたちの側面が掘り下げられており、
これが物語に深みを与えます。
ゲーム本編を一度クリアしてからイーラを進め、
イーラをクリアしたら本編の2周目に触れるというのが、
筆者のオススメの遊び方ですね。
こいつはこの時こんな気持ちだったんだな……
などと、1周目とは違う感情も湧き上がってきます。
不満点
あまり難点を述べたくない作品ですが考えてみます。
まず、戦闘が少し複雑だということ。
そして新しい要素が現れるときには必ず説明がなされますが、
これを後から見返すことが出来ないのです。
ここだけは擁護できない不親切さだと思います。
次に、マップを見ても目的地が分かりにくい場合があること。
フィールドの高低差の為にこうなることが多い気がします。
3つ目は、ブレイドの獲得にランダム要素があること。
もしも事前にネットなどで調べて、
ビジュアルや能力の気に入ったブレイドが居たとしても、
それがクリスタルから排出されるかは運なのです。
ランダム要素自体は悪いことではないと思いますが、
個人的にはそれが占める割合が大きすぎると思います。
せっかくこんなに素晴らしいゲームなので、
これらの少ない問題点で行きづまったら、
ネットの攻略記事を遠慮なく利用し快適に遊びましょう。
(運の部分に関してはクリスタルの効率のいい稼ぎ方を探すしかないです)
ただ、偶然排出されたレアブレイドで進めるのも、
それはそれで面白いと思いますよ。
おわりに
筆者はこのゲームが大好きなので、
少しでもこのゲームに興味をもった方の背中を押せたら嬉しいです。
余談ですが初代のゼノブレイドもストーリーや戦闘システム、
エンディング後の満足感は相当なものでした。
ただ筆者は冒頭で述べた闇に囚われている為、キズナグラムまわりが……
なので初代ではなく2の記事を書きました。
そんなことが気にならない方は、
初代の方も文句なくオススメできます。
スイッチで出た初代リマスター版の方はどうなってるのか気になりますね。
話が脱線しました。最後まで読んでいただき有難うございました。