ゴールデン・ウォーデン(Golden Warden)をクリアしたので、
レビューを書きました。
Nintendo SwitchとPCで遊べます。
筆者はスイッチ版をプレイしました。
Golden Wardenってどんなゲーム?評価や感想など
横一直線のマス目で表示された道を、
すごろくのように進んでいくローグライクゲーム。
ファミコン風のレトロなドットグラフィック。
攻撃時の効果音なども小気味よい。
毎ターン3枚のカードから1枚を選んでマス目を進んでいく。
カードは初期装備の2種類のうちどちらかの効果に、
カードごとに決められた範囲の数のサイコロマークがついていて、
その数だけ先へ進める。
選んだキャラクターによって初期装備と途中で取得できる装備が違い、
通せんぼする敵はカードの効果で倒すか、
スラッシュと呼ばれる通り抜けしつつの攻撃ですり抜けて進む。
カードには大まかに分けると攻撃と防御のどちらかの効果がついていて、
そこに共通して移動力としてサイコロマークが付いている感じ。
防御用のカードでも、
移動力が高いとすり抜けの際のスラッシュが強力になるので、
ある意味移動力も攻撃力の一種と言える。
ひたすら直線のすごろくを階段のマスまで進むと次のマップで、
数枚マップを進むごとにボスが居るという構成。
2マス以上並んだ敵やシールド効果を持つ敵はスラッシュですり抜けられない。
マスそのものに回復やコインの取得、
爆弾によるダメージなどの効果が付いている。
敵をまとめて倒すとコインの取得量が増える。
道中のショップでは、
敵を倒したりして集めたコインで出現カードの強化などが行える。
マップを1枚踏破する度に、
特殊な効果の付いたアイテムや新しい効果のカードを取得できたりする。
ルールもゲームの進行もとてもシンプルで、
カードを選択した結果どうなるのか、
予め丁寧にプレビューが表示された上で選択できるので、
ダメージを受けないカードを適当に選んでいくだけでも、
なんとなくでどんどん先に進める。
取りあえずクリアするだけなら難易度は高くないと言える。
何度かプレイを重ねていくうちに新しいキャラがアンロックされるが、
数は数体でそこまで多くはない。
最深部まで踏破すると敵が強くなった2周目に突入するか選べて、
あとは黙々とどこまで行けるか試す、
スコアアタック的な感じになると思う。
(思うというのは筆者が終わりを確認するまでやってないからそう書いた)
問題点や不満点
値段が1000円程度とお安いので、
それを考えると問題点と呼ぶような難点も不満も特にない。
ただゲーム性がシンプルかつ淡々としていて、
ストーリー的なものはほぼなく、
初回のクリアが簡単で、
何回もプレイすることによる恒久的な強化要素もないので、
どこまで行けるか突き詰めることに飽きたらそこまで、
というボリュームではある。
ゲームの1周のクリアと全キャラのアンロックは、
多分10時間かからずに終わった。
その後はゲームのカラーパレットのアンロックがおそらく延々続くので、
先が出尽くした感がすぐ出るのがよろしくないかもしれない。
何周もループしてクリアしようとすると、
頭を使って装備やアイテムを吟味したり、
ストックできるカードをうまくとっておく必要もある、
高難易度の歯応えになる。
1周取りあえずクリアするだけなら、
いい結果が表示されているカードをポチポチ選んでいればいいので、
何か知らんけど適当でクリアできちゃうのが良くも悪くもある点。
つまらないかときかれたらそんなことはなく、
限られたリソースで、
要素を複雑にしすぎずに面白く作れている佳作ゲームだと思う。
なんとなく続けてしまう気軽な面白さはちゃんとある。
終わりのないスコアアタックに、
筆者がそれほど興味が無いのも相性が個人的に悪かっただけかもしれないが、
何十時間も遊ぶまでには至らなかった感じ。
発売から時間が経ってセールで安くなった、
有名な神インディーゲームと比べちゃってるのかもしれない。