2Dローグライトアクション、
リトル ノア 楽園の後継者のレビューです。
Nintendo Switch、PS4、PCで遊べます。
難易度が3段階から設定出来て、
筆者は1番上の難易度ハードを選び、
スイッチでプレイしました。
リトルノア 楽園の後継者ってどんなゲーム?
以前スマホで配信されていた同名のストラテジーゲームが、
名前や舞台を受け継いで、
全く違うジャンルの横スクロールのローグライトアクションとして作られたのが、
本作「リトルノア 楽園の後継者」です。
行方不明の父親の手掛かりを探す錬精術師ノアが、
辿り着いた遺跡で出会った不思議な記憶喪失の猫ジッパーと共に、
遺跡のさらに奥へと探索を進めていくというあらすじ。
ローグライトというのは挑戦する度にランダムなダンジョン構造、
落ちているアイテムなども毎回変わり、
一度力尽きたら所持アイテムや強さなどがリセットされて最初から、
というジャンルのゲームのこと。
ローグライトとしての基本の部分は手堅く作ってあり、
ロード時間や操作性における煩わしさは感じません。
敵の攻撃を避ける事さえ出来ていれば、
こちらの攻撃は適当な連打でもそれなりに何とかなります。
お手軽さを備えつつも、
コンボをカッコよく自分の好みに組むことも出来そうな感じ。
攻撃時の手応えの気持ちよさも十分にあります。
道中でノアが入手するアストラルと呼ばれる何種類ものキャラ達が、
ノアの代わりに攻撃を担当します。
彼らを繰り出す順番を好きなように変えることでコンボ攻撃の順番も変わり、
更に同じアストラルでも通常攻撃の担当にするか、
スキルを使った攻撃の担当にさせるかで内容も変わるといった具合。
アストラルたちは攻撃の瞬間に一瞬大きくなって動きますが、
それ以外の時は小さな姿でノアの後を付いてきて、
見た目にもちょろちょろと可愛い。
攻撃をするとバーストゲージというものが蓄積していき満タンになると、
それを消費してノア自身が変身し必殺技を繰り出すといった感じの、
アニマバーストというシステムが使えます。
ダッシュボタンによる回避の他に、
拠点を強化すると使えるようになるエーテルスラストというものがあります。
エーテルスラストのボタンを押しっぱなしにしている間は時間がゆっくり流れ、
任意の方向にスティックを倒しながらボタンを離すと、
高速移動しつつぶつかってダメージを与えられます。
これは単純な攻撃にも回避にもコンボの繋ぎにも使える優秀な動作です。
基本的な動きはこのくらいで、
複雑すぎず単調過ぎずいい塩梅かなと思います。
道中で拾うアクセサリーの性能や、
使いたいアストラルの属性などを考えながら、
道中の強化の取捨選択を決めて進む感じです。
最初に力尽きた後から行えるようになる、
拠点強化の項目がパッと見た感じでもかなり沢山あるなと思いました。
これによりダンジョン挑戦前からの恒久的な自己強化を図ることが出来ます。
単純なノアの能力値の強化にとどまらず、
ノアが変身できる姿を変えたり、
アストラルの親密度を上げることで個別に性能を上げたりと色々可能。
こつこつやりこんで強化するのが好きな筆者にはプラスの点。
前回力尽きたときに持っていたアイテムたちがマナに換算され、
そのマナが拠点強化の為の素材とされます。
何回も力尽きてやり直すのが当たり前のデザインです。
同じ中ボスの場所を何回も通ることになりますが、
最初に倒した時と少し違うボスが登場する事もあったりして、
繰り返しのプレイでも楽しませようという気持ちは感じます。
同じボスに何回もやられているとちょっとしたアドバイスがあったり優しい。
不満点や問題点など
筆者は難易度ハードで12時間程度でエンディングとなりました。
この時点での拠点の強化率は62%ほど。
これだとじっくり拠点を強化しきっても20時間弱でしょうか?
難易度ノーマル以下ならもっと時間が短くなると思うので、
ゲームのボリュームがちょっと少ないかな?
というのが唯一の欠点かなと思います。
ただし1500円という価格と、
全体的なクオリティを考えると全く損だとは感じないレベル。
楽しく遊ぶことが出来ました。
それなりの歯ごたえを許容でき、ある程度長めに楽しみたいなら、
難易度ハードで遊んでみるのもいいと思います。
その場合はなかなかの難しさでした。