ライズ・オブ・ザ・サード・パワーのレビュー クリア後の評価と感想

ライズ・オブ・ザ・サード・パワー(Rise of the Third Power)のレビュー 評価、評判や感想をクリア後に記述 ゲーム

ライズオブザサードパワー(Rise of the Third Power)を、
クリアしたので評価や感想を書きました。
購入を迷っている方は参考にしてください。
Nintendo Switch、PS4、XBOX、PCで遊べます。
筆者はスイッチ版で遊びました。

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ライズオブザサードパワーってどんなゲーム?

レトロなグラフィックでSFC後期を彷彿とさせるRPG。

過去の大戦から15年が経つも未だ傷が癒えないリンという世界で、
敗戦国であるアーカーダヤ帝国の陰謀により、
再びサーインシーア王国、タリク共和国を巻き込んだ戦争が、
引き起こされようとしている時のお話です。

アーカーダヤ皇帝の子であるゲイジと、
サーインシーア王の娘であるアリエールの結婚が迫っていましたが、
この結婚は戦争への引き金となるある理由が存在しました。

戦争を止める為に活動する反乱軍に雇われた元海賊ローワンと、
反乱軍に籍を置く戦災孤児コリーナが、
王女アリエールを誘拐することで事態の進行を妨げる為、
王国の城に潜入するところからゲームが始まります。

同じゲーム制作会社が作った前作「エアラフェル」が楽しめたので、
値段もお手頃な本作も気軽に発売日に買って遊んでみました。

外国の会社のゲームなので文章は日本語に翻訳されていて、
翻訳した文章ゆえにややカタかったり、
伝わりにくい言い方になってしまっているところはあります。
及第点とは言えるくらいの翻訳のクオリティです。
エアラフェルと同程度くらいでしょうか。

もっとニュアンスや人物の感情、
原文は粋な言い回しのセリフであっただろう部分が、
滑らかに伝わるくらいに翻訳の質が高かったら、
更にストーリーが盛り上がったかもな……とは思います。

ただストーリーそのものはなかなか先が気になって面白かったです。
旅の仲間も個性豊かでやりとりを見るのが面白く、
アッー!と驚くシーンもあります。

BGMも良かったです。
いろいろな楽器が奏でられていたりして、
印象的なものが結構あったイメージです。

サブクエストも見つけたものは消化しつつのゲームクリアまでの時間は、
30時間前後といったところではないでしょうか。
筆者もそれくらいで全て終わりました。

難易度は4段階から選んで設定できます。
筆者はノーマルで遊びましたが、
簡単すぎず難しすぎずといった印象。
途中でいつでも変更可能です。

ライズ・オブ・ザ・サード・パワー(Rise of the Third Power)のフィールドエリア

システムや戦闘について

敵との戦闘はシンボルエンカウントで、
フィールドをうろうろしている敵に触れると戦闘開始。

素早いものから行動し、順番は左上に表示され、
一部のモンスターは複数回行動します。
待機を選択すると意図的にターンの最後の行動にまわれます。

各キャラクターは様々な効果がある専用のスキルを使って攻撃し、
ダメージのみの通常攻撃というものはなく、
スキルの使用にMPというコストの有無がある形。
その他にターン経過で溜まるチームポイントを消費しての、
仲間同士の協力攻撃があります。

戦闘には3人まで参加できて、
パーティメンバーが増えた場合は、
任意で3回まで戦闘中に変更可能。

仲間同士のスキルの組み合わせによる、
相乗効果などを考えながら戦っていく感じです。

レベルアップでキャラクターのステータスが上がる他、
天与というシステムの為のポイントを獲得。
これは好きなキャラのスキルに特別な効果を付加出来たり、
追加でステータスが上昇させられるもの。

装備アイテムはレシピと素材を集めてクラフトします。
一度作ったアイテムは専用欄に増えていく形で、
売り買いや取り外しは不可能です。
武器だけはデフォルトで持っているものから、
スキルの効果に変更をもたらすもう1種類と付け替えが可能。

それとは別に装身具というアクセサリ的な様々な効果をもつものを、
付け替えて装備可能になっています。

旅の途中のクエストをクリアすることで、
仲間全員にステータス強化の効果がある「遺物」を入手できることも。

各地のショップをのぞくことで、
買える品物がアンロックされて増えることがあります。
このために新しい町ではショップを探すのが少し楽しみでした。

総じてあまり複雑で分かりにくいシステムはなく、
煩わしさも感じませんでした。

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不満点や問題点

  • 戦闘中のメンバー変更が3人までなのが不満です。
    筆者が浅はかなのかもしれませんが、
    無制限の方が面白く遊べたと思います。
  • 新しい要素に対してはチュートリアルで説明が挟まれますが、
    これが後から見返せないので忘れても確かめられないです。
    ステータスの詳細な意味が分かりにくいものもありました。
  • ゲームクリアまでフリーズ等は一回も無かったですが、
    ごくまれにイベント中のキャラの位置がおかしくなったりしました。
    ただゲームの進行に問題はないことがほとんど。
  • ドラクエでいうルーラ的な、
    いわゆるファストトラベルが無いです。
    後半のワールドマップを広く探すクエストでの移動が、
    やや大変に感じる人もいる気がします。
  • 前作と同様ですが、
    エリアの切り替わるポイントや、
    調べられるスイッチなどが分かりにくいことがあります。
    思い込みや勘違いなどで見逃すと、
    なかなか先に進めないことが起こるかもしれません。
    ただこれを難点としてしまうべきかは微妙なところ。

エアラフェルとの違い

同じゲーム開発会社の作品なだけあって、
グラフィックやシステムに共通点が多いエアラフェル。
エアラフェルが楽しめたので今作が気になるという方の為に、
本作ライズオブザサードパワーになって大きく変わった点を挙げてみます。

  • 仲間になるキャラが増えた。
  • 戦闘中の仲間キャラの頭身があがって、
    戦闘中の動きも迫力が増した。
  • レベルアップ後のステータスへの、
    任意のポイント割り振りが無くなった。
    代わりに天与システムという、
    レベルアップで得られるポイントで、
    好きなキャラのスキルなどが強化していける。
  • ワールドマップがある。
    名作クロノトリガーを思い出す作りに。
    ワールドマップ上から入れるエリアや、
    置いてある宝箱なんかを探すのが楽しい。
  • 上でも書いたがファストトラベルが無くなった。
  • エアラフェルではほぼなかった、
    入手時期限定のアイテムが結構増えた。
    装身具が多い。
  • エアラフェルは序盤から探索可能範囲が広かったが、
    今作はそうなるのは中盤以降。
  • エリア内を調べて見つける隠し扉の類がほとんどなくなった。

エアラフェルが楽しかった人は今作も楽しめると思います。

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攻略記事を書きました

クエストの受注場所とクリア方法と報酬、
装身具の効果と入手場所に、
調和完了後の変化などを調べた攻略記事を書きました。

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