Dreamscaperのレビュー 評価と感想をクリア後に記述

Dreamscaper【ドリームスケイパー】のレビュー 評価と感想をゲームクリア後に記述 ゲーム

Dreamscaper【ドリームスケイパー】のレビューです。
Nintendo SwitchとPCで遊べます。
難易度ノーマルをエンディングまで遊んでから書いています。
どんなゲームか知りたい方、
購入を迷っている方は参考にしてください。

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Dreamscaperってどんなゲーム?

ドリームスケイパーは、
斜め見下ろし視点のローグライトアクションゲーム。
ダンジョンの構造、
道中で落ちているアイテムなどが挑戦する度に変わり、
毎回違うシチュエーションを知恵と経験で切り抜け、
最深部のラスボスを倒すのが目標のゲームです。
一度やられると次の挑戦時には、
前回拾って強化したアイテムなどは無くなります。
ダンジョンで拾った素材アイテムで持ち帰れるものがあり、
それを使って永続的な強化要素をアンロックしていくことで、
次回以降の挑戦を有利な状態で始めることが出来ます。
失敗すると取り返しがつかないような要素は、
恐らくないと思います。

グラフィックは超美麗とまでは行きませんが、
悪くはないです。
BGMは悪夢の中の心細さやもの悲しさ、
記憶の中の故郷の懐かしさなどにうまくマッチしていて、
ゲームを盛り上げてくれます。

アクション面での評価

超ハイスピードアクションというわけではないですが、
もっさりではないくらいのスピード感。
遅いという人は居る気がします。
操作性は悪くないです。
どの動作からでも瞬時に回避モーションに移行できます。

近距離攻撃武器、遠距離攻撃武器、
回避の挙動に関係する靴、
防御に関係するシールド、
他のゲームでいう魔法に当たるルーシドアタックという、
5つの装備要素があります。
ルーシドアタックは2枠装備可能。
装備の種類は豊富にあります。

特定の状態異常に陥っている敵に相性の良い属性攻撃を当てると、
ダメージが大幅に上昇する、
クリティカル・エクスティンギッシュという要素があります。
これで大ダメージを出すのが爽快で、
条件を満たせるような武器や魔法の組み合わせの試行錯誤が楽しい。

ゲーム開始時に装備するアイテムは、
過去に手に入れたアイテムから選んでスタートできます。
アイテムにはレベルとレアリティがあるので、
スタート時の装備のままだと最深部に行くのは難しいバランス。
強化用の設備をアンロックしておき、
序盤からうまく強化出来ればそのまま使っていけます。

装備は使い込んでマスタリースキルを習得すると、
少し強化されるという細かいやりこみ要素もあります。

難易度はボス戦はそれほど高くないと思います。
後半の部屋の雑魚敵の配置などは多少嫌らしいものがあったりしますが、
理不尽だと感じるものはありませんでした。
きちんと敵の種類を見て、
考えて対処すれば大丈夫なレベル。

それでも難しいと感じた方の為に、
失敗する度にこちらの耐久力が上がっていく、
救済要素も用意されていて任意でオンに出来ます。

逆に難易度を上げられる要素も用意されています。
フロアが広くなったり、
ボスの行動パターンが増えたりといったもので、
各種項目に分けて設定が可能です。

ストーリー面での評価

過去の出来事が原因でウツの症状を抱える女性キャシディが、
育った村であるバックヒルを逃げるように離れ、
なんとか都会のレッドヘイブンで立ち直ろうと奮闘する話。

キャシディはよく悪夢にうなされるのですが、
この悪夢の中の探索がアクションゲームパートとなっています。
ボスとして立ちふさがる恐怖や孤独が具現化した存在を倒し、
踏み越えて克服することが目標です。

それとは別にレッドヘイブンでの現実というパートがあり、
ここで悪夢に挑戦する為の下準備、
各強化要素のアンロックが行えます。

職場の同僚や行きつけの店のバーテンダー、
レコード店主などの他の登場人物と親交を深め、
友人たちの力も借りて、
前向きな人生を取り戻していくことも目的の一つ。
何気ない会話から相手の興味があるものを知り、
手作りのアイテムを贈ることで友好度が上がっていきます。

キャシディはマーケティングの仕事に就いてはいるものの、
本当はアートで食べていきたいと考えている女性で、
自宅でクラフトできるアイテムは非常に多岐にわたります。

他のキャラ達との友好が深まるにつれての会話シーンが、
ストーリーといっていいでしょう。
ダンジョンで拾える思い出の情報と一緒に、
段々と詳しい過去と立ち直っていく様が明らかになっていきます。
話の結末を見届けることが、
エンディングに到達する為には必須となっています。

会話シーンは外国のホームドラマの、
日本語字幕を読んでいるような雰囲気。
翻訳に違和感がある場面もあまりなかったです。

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不満点や問題点

7人の友人との親交を最大まで深めることが、
ゲームクリアに必要となっています。
しかしこの進行速度が遅いです。
おそらくアクションパートを踏破できるような腕前になっても、
友好度上げが間に合わずに、
アクション要素とストーリーの進行速度が乖離してしまうでしょう。

アクションゲームとしての出来自体は良いので、
色々と試行錯誤しながら繰り返しダンジョンが楽しめるかどうかが、
ストーリーの結末が見られるかの分かれ道。
でも別に、ダンジョン踏破が出来たらやめてもいいと思います。

相性の良い状態異常と属性攻撃の組み合わせが、
試してみないと分からないし、
試してもイマイチ分かりにくいのも難点。

あとは個人的には、キャラクターがみんなのっぺらぼうなのが、
親しみを感じるまでに時間がかかるかもしれない要因かなと感じます。
顔の造形や表情は第一印象で魅力を伝える、
重要な要素だと思うので……
ただ、ゲームを進めていくうちには、
のっぺらぼうのはずのキャラクター達に、
表情が見えてくるかのような気持ちにはさせられました。
キャシディが過去と向き合って立ち直る姿が見たくて、
エンディングまでプレイしたいと思わされたのです。

攻略記事を書きました

各キャラにプレゼントする為のアイテムをクラフトするには、
ダンジョンで手に入れた素材が要ります。
なのでキャラたちの好みに合わせたプレゼントを効率良く贈れるかどうかで、
エンディングまでの必要時間が変わってくると思います。
そんなプレゼントの好みと、
ダンジョンの探索のコツ、
やや分かりにくいクリティカル・エクスティンギッシュの仕組みをまとめました。

まとめ

ローグライトアクションとして良作と言えます。
楽しく遊ぶことが出来ました。
ローグライク要素のあるゲームが好きな人には、
おすすめできます。
かなり少ない人数で制作されたようで驚きです。

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ゲームの進める上で取り逃し、取り返しのつかない要素、ランダム成長要素などが怖いおじさんのゲームレビュー。基本的には面白かったものしか書いていません。
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