【レビュー】魔物娘と不思議な冒険2 仲間育成が楽しいローグライク

魔物娘と不思議な冒険2~2人の王と紡がれし約束~のレビュー 評価、評判や感想 ゲーム

魔物娘と不思議な冒険2~2人の王と紡がれし約束~が面白くて、
沢山遊んだので感想を書きました。
PC版とNintendo Switch版があります。
筆者はスイッチで遊びました。
例の値段設定ミスのセールで買わせていただいたんですが、
めちゃくちゃ面白くて楽しかったです。
1か月近くは仲間の育成に没頭してしまいました。
安く買った割には面白いではなく、
定価で買っても後悔しない出来だと思います。

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魔物娘と不思議な冒険2ってどんなゲーム?評価や感想など

シレンやトルネコ、ポケダンといった「不思議のダンジョン」系ゲーム。
マス目で区切られたフロア内で、
こちらが1回行動すると周りの敵も1回行動するターン制。
挑戦する度に構造が変わる部屋と通路で構成されたダンジョンを、
1フロアずつ踏破して先へ進み最奥まで潜ってクリアするのが目的。
落ちているアイテムや武器なども毎回ランダムで、
プレイする度にレベルは1から、
敵にやられたりして失敗すると全て失って最初からというルール。

他の不思議のダンジョン系と比べて、
6人構成、3人まで同時に連れ歩ける仲間の勧誘と育成が重要になっており、
またそのいずれもが可愛らしい外見の魔物娘である点が、
本作のセールスポイント、面白さであると言える。

開始時の主人公として選択できる可愛い少年以外は、
野郎が一切登場しない潔さ。
だけど下品な感じではなく、
女性がやっても可愛いで収まる範囲のビジュアルだとは思う。

前作をやっていなくても話についていけるし大丈夫、
っていろんなとこに書かれてるし筆者もそう思うけど、
登場人物や村などが前作から続いている感じなので、
話の雰囲気とか流れをなんとなく察したりするのに時間がかかるかもしれない。

魔物娘育成の面白さ、やり込み要素の豊富さが魅力

人やエルフに近い外見から、
ヘビやタコといった下肢のもの、
虫系などといった多種多様の魔物娘から、
外見や能力が気に入ったものを勧誘して、
コツコツ育成して強くするのがとても楽しい。
レアな魔物娘を求めてダンジョン深部に潜るのも楽しい。
ゲームが進むと魔物娘同士で技を教え合ったり、
装飾品などで能力のカスタマイズも可能になっている。

不思議のダンジョン系のゲームではあるものの、
RPGのようにも感じるコツコツとした育成システムで、
レベル上げだとかビルドを試行錯誤するのが好きな人に、
特におすすめできる。

やられても損害が少ないカジュアルモードの存在や、
通常モードとの切り替えの気軽さ、
それによるペナルティの無さなども、
他の類似作品とは一線を画している。

鍛え上げた武器などが消失するリスクもほぼ無くせるようになっているし、
ゲームが上手くない人に対する親切な配慮も多く感じる。

かといってゲームに厚みがないかというと決してそんなことは無い。
カジュアルとは逆に難しくなる隠しモードや、
これでもかと育成した魔物娘をぶつける高難易度ダンジョンも存在し、
そしてアイテムの持ち込みなどが禁止された、
いわゆる【もっと不思議】に相当する99Fダンジョンもちゃんとある。

不満点や問題点など

ゲームの出来に関しては、
個人的にはほとんどないと言っていい素晴らしさ。
UIも特にイライラしないし、
やり込み要素という点では他のダンジョン系と比べても、
すごいボリュームがあると思う。
このジャンルの大手であるシレンシリーズと比べても、
やり込みや育成の点で言うならこっちのがすごいまである。

細かいことをいうなら拠点の倉庫から直接アイテムの売却が出来たり、
保存ポーチからアイテムを出さずに中身を売却できると良かった。
これが出来ると拠点のアイテム整理の時間がもっと短くなる気がする。

以下は製作者様に落ち度がない、
イヤな難癖をつけているような話になっちゃうのだけど……

最後の最後まで突き詰めるとリセットマラソンが効率よくなってしまうあたりに、
ゲームをやる側の効率至上主義のせいでもある悲しみを感じはする。
ダンジョンの途中でリセットすると問答無用で最初からやり直しになる他作品が多い中、
(それでも最近はどの作品もオートセーブなどから結構やり直し可能になってきているが)
本作はオートセーブのタイミング前にリセットすると、
最後のフロアに降りた時点からやり直せる優しさのため、
特定の強い武具やアイテムがひけるまで同じフロアをやり直したり、
貴重な魔物娘が勧誘成功するまでやり直すことが可能になっている。
あえて残してあるであろう救済仕様を利用するかどうかなんて自由で、
使っておいて文句言う方がおかしいのは百も承知なのだが……
出来るようになっていてやっちゃダメじゃないなら、
育成という点においては、
最短距離で作業的に繰り返して苦しくなっちゃうのも一部ゲーマーの悲しい性分、
と思っている。
逆にやり直せないようにしておくのもある種の優しさなのでは……?
みたいなおかしなことを考えだしたり。
ここらへんのバランスの設定が万人に合うように作るのは難しすぎるし、
このゲームに限った話じゃないけれど。

筆者も他の不思議のダンジョンだと、
バックアップとかまで使って失敗をやり直したりしないんだけど、
このゲームのレア武具収集や仲間育成とかは簡単にリセマラできるから、
繰り返しすぎると段々しんどくなったりした。
RPGでも敵のドロップアイテムが落ちるまでリセマラしたりするのが、
次第にしんどくなるのとおんなじやつですね。

最後にゲーム全般に通ずる難癖書いちゃって申し訳ないのだけど、
このゲームそのものは本当に魅力にあふれた素晴らしい作品だと思います。
手違い値段設定セールで買っちゃって申し訳ない。
筆者が裕福なら前作とかまで買ってお布施するんだけどもね……

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