【レビュー】風来のシレン6が遊びやすくて面白いので高評価

風来のシレン6とぐろ島探検録のレビュー クリア後に評価や評判、感想を記述 おすすめローグライク ゲーム

風来のシレン6とぐろ島探検録を、
ゲーム内の全ダンジョンクリアまで遊びました。
Nintendo Switchで遊ぶことが出来ます。

シレン5の移植などでシリーズを細々と生きながらえさせ、
久方ぶりの6作目となった本作。
繰り返しプレイをしやすい親切で丁寧な作りで、
過去作での賛否があった「夜」システムのような変則的な部分もかなり削ぎ落し、
原点回帰の雰囲気も感じました。
なんだか売れ行きも好調なようで、
このジャンルが好きな人間の一人としてはとても嬉しいですね。

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風来のシレン6とぐろ島探検録ってどんなゲーム?評判や感想

風来のシレンシリーズはローグライクと呼ばれるジャンルのゲーム。
見下ろし視点のマス目で区切られたダンジョン中央にプレイヤー、
周囲に敵やアイテムなどがランダムで配置され、
こちらが一つ行動をすると全ての敵も一つ行動。
これまた毎回ランダムで生成されるダンジョン構造の中を、
次の階層への階段を探して進み、
ダンジョンごとに設定された最奥までたどり着くのが目的。

敵の攻撃などでやられて倒れると、
全てのアイテムを失って、
プレイヤーの強さも初期に戻って1階からやり直しになる。
このジャンルのゲームを知っている方なら当たり前の仕様なのだが、
本作で初めてローグライクに触れる方の中には、
戸惑う方もいる模様。経験と知識で強くなるゲームということです。
アイテムによっては拾った時点では正体が分からず、
実際に使うことで効果を推測する必要もあったり。
道中の拠点の倉庫などに、
次回の挑戦の為のアイテムを残しておくことは可能。
更に条件を整えればアイテムによるダンジョン脱出や、
任意のアイテムをダンジョン内部からスタート地点に送ったりも出来るようになる。
持ち帰ったアイテムは次回の挑戦時に持ち込むことが可能。

ストーリー上で攻略が必要なダンジョンに何度も失敗していると、
自然と何度も訪れる道中で起こるイベントが進み、
仲間キャラや新しいアイテムやルートがアンロックされたりして、
それがクリアまでの難易度を緩和してくれる役目を果たすので、
永続強化要素が全くないということでもない。

踏むと不利な効果が起こる罠などもあるのだが、
使い方によってはメリットを得られることもあったり、
モンスターの特殊能力も逆手にとってプレイヤーの強化に使ったり出来る。
単なる嫌がらせで終わらず、
知識と工夫次第でメリットに化けるものが多いのも良いところ。

グラフィック面は気にならない

シレン6発売前の情報などを見て、
グラフィック面のショボさを残念がる声も多かった気がする。
パッと見で筆者も同じ感想を持った。
なんだか荒い感じの3Dグラフィックだなぁ、
ドット絵の温かみがある方がいいなあという感じで。

結論から言うと実際のゲーム画面で見ると、
個人的には不思議とそれほど悪くは感じなかった。
モンスターなどの視認性も問題なし。
ドット絵スキーには少し残念だけど、
今の時代はドット絵の方が労力がかかるようなので、
シリーズが存続しただけで良しとしましょう。

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ヘルプ機能が充実している

このダンジョンのこの階では過去にこのモンスターが出てきましたよ、
こういう特殊能力がありますよ、
このアイテムのお店での売買の値段はいくらですよ、
などの情報がいつでも確認できるようになっているのが親切。
効果が確定した識別済みのアイテムと、
自分で仮名を付けたアイテムの一覧なども見られるし、
過去作では自分の頭の中で覚えておくしかなかったことが、
いつでもゲーム内で見直せるのはとても便利で遊びやすい。
基本的なUIも見やすく使いやすい。

HPの自然回復が早い

直近いくつかの過去作に比べると、
ターン経過によるHP(ダメージ上限)の自然回復量が多い気がする。
敵と殴り合いの最中に一旦下がって回復して応戦、
という流れがとりやすくなっていると思った。

その分序盤から火力の高い敵がすぐに出てきて、
自分の立ち位置や体力をよく見ずに2~3発殴り合ってたら、
攻撃が避けられてすぐにこちらが昇天する羽目になったりもする。
シリーズ初心者なら3階のカボチャのお化けに、
初見だと簡単にやられてスタート地点に戻されるだろう。

敵を連れて下がることでの罠踏みや挟み撃ちのリスクなどはあるが、
アイテムなどの物資が無い状況でも運良くなんとかなったり、
割と殴りあえるが故にアイテムをケチって殴ってしまおうかと思ったり、
いい意味で微妙なバランスになっている。

低階層でも強力アイテムが拾えることがある

過去作によっては、
序盤で拾え得るアイテムにはそれほど良いものが無かったり、
変化の壺やトド狩り(要するに何が出るかなのクジ引き)
だと大したものが得られないといった傾向もあった気がするが、
シレン6だといきなりレアなアイテムを拾えることも結構ある感じ。
わくわく感が常にあるのは嬉しいし、
序盤はそれほど集中せず気楽にプレイし、
良いアイテムが引けるまではすぐやられちゃってもやり直せばいいや、
というような感じでも遊べる。

クリア後の追加ダンジョンが遊びやすい

このシリーズはストーリーのダンジョンを1回クリアしてからが本番、
と言ってもいいくらいクリア後の追加ダンジョンが多い。
特定の条件に偏った一風変わったダンジョンが多く、
本作はそのいずれもが大体20階前後の構成になっており、
適度な時間でクリアして、
はい次、これクリアしたらこれ次、
というようにテンポよく複数のダンジョンを遊ぶのが楽しかった。
もちろんシリーズ恒例の99階アイテム持ち込み不可のダンジョンもある。

不満点や問題点など

正直あまりないと思ったが、
色が違うだけの忍者の敵や、
お面と色が違うだけの山伏の敵が何種類か存在し、
慣れるまでパッと見での判別がしにくかったのが思い当たるくらい。
使ってくる能力は色が違うと全く違う。
こいつらはレベルアップして強さが1段階上がっても、
手袋の色や持っている法螺貝の色が変わるくらいなので、
よく確認しておかないと思わぬ不利な事態が起きたりする。

他には戦車モンスターや砲台ギミックの砲撃エフェクトが連発されると、
若干時間がかかってうざったいと感じたりした。

全体的なゲームのボリュームに関しては少ないとは思わなかった。

過去作に比べると復活草や白紙の巻物にお目にかかることが多い気がして、
全体的な難易度はマイルドになっている感じはする。

個人的には仲間を連れて歩くのが好きなので、
アイテム持ち込みは不可だけど仲間は出現する、
高難度で階層多めのダンジョンとかがもっと欲しいと思ったり。

古参のシレンプレイヤーによっては、
もっと99階ダンジョンの種類が欲しかっただとか、
既存のクリア後追加ダンジョンの99階バージョンも欲しかっただとか、
過去にあったこのタイプのダンジョンもあると良かった、
難易度ものたりねーよ、
などの感想はあるかもしれないが、
売れたみたいなのでDLCによる追加ダンジョンに期待しよう。

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攻略記事を書きました

長時間プレイしたので、
クリア後の最長ダンジョンのプレイ日記攻略メモを書いたよ~。