白も黒も固有色も、好きな色を混ぜて表現していい

白も黒も固有色も、自分の好きな色を混ぜて表現していい イラスト

こんにチワワ!今回はタイトルの通り、白も黒も固有色も、自分の好きな色を混ぜて塗っちゃっていいよねという話をしようかと思ったので、します。

スポンサーリンク

白って200色あって、黒は300色あるらしい

白って200色あんねん。っていう有名なセリフありますよね。

そんで黒は300色あるらしいです。

つまり絵の中の、白に塗るべき場所を好きな色で塗って、これは白です、なんちゃらホワイトです、と言い張ってしまってよいということです。黒も然りです。例えば私は、黒は紫がかった色で、白は水色が混ざった色で塗ることが多いです。なんとなくの理由はいっぱいありますが、例えば空が青いから白もそれの影響を受けるイメージで青っぽく塗るだったり、黒インクが薄くなるとなんか紫っぽくなるイメージがあるからだったり、青色に透き通る感じや清潔感みたいなのを感じるからだったり色々です。

他には絵の中の白や黒に隣り合う色によって、この部分の白は黄色寄りにしよう、この黒は赤っぽくしよう、緑っぽくしようとかも考えています。境界をはっきりさせたり、周囲を目立たせたい場合は、隣り合う色と補色になるような白や黒にしようとか、そういう感じです。

さらに、その絵の中の光の色によって、白黒もその光の色に寄せようとかも考えます。でも別に、絵は写実的じゃなくてよいとも思っているので、あえて全然写実的じゃない色にしたりもします。写実的に描く実力がないともいいます。

ぶっちゃけ、色相を考えてずらしたり変えたりするのが面倒なので、明度や彩度だけ変えてとりあえず塗って、なんかそのままにしちゃったり、後で変えようとして忘れることも多いです。

固有色の話もします。

リンゴって赤いじゃないですか。赤いからといって光が当たってるところを白っぽい赤にしたり、影を黒っぽい赤で塗ったりしなくてもいいし、してもいいという話です。まぁ一般的には、光や影は色相を変えた方が面白い絵になるよとか言われていますね。実際そうな気もします。例えばリンゴの、光が当たってる部分は黄色っぽくして、影の部分は青っぽくしたら、なんかいい感じに見えたり見えなかったりするわけです。いっそ赤みをなくしちゃったって、なんか自分が面白かったらそれでいいと思うんです。

そもそもリンゴの赤と言われて想像する赤色が、多分みんな微妙に違うと思うんですよ。オレンジ寄りの赤か、ピンク寄りの赤か、それらがグラデーションになっているとかで見た人に与える印象も違いますので、毎回リンゴに同じ赤を使う必要はないんじゃないかと思うんです。

影の話もしましょうか。

影を塗るときは乗算レイヤーで薄く青や紫を乗せて、どの影もそれで統一すると絵に一体感が出ますよとか、そういうよく言われる方法もいいと思うんですけど、ずっとそれやってると、同じような影色の絵ばっかりになりますよね。乗算レイヤーは全体的に絵が暗い感じに寄ったりもしますし。たまには通常レイヤーで好きな色で影を塗ってみるとかすると、面白かったりしそうじゃないですか。テキトーにレイヤーの効果を色々なのにパカパカ変えてみたりするのも、おっ、という色合いになったりして楽しいかもしれません。

他には、影だからといって無彩色のグレーに寄せると、絵がくすんだ感じになるから良くないとかも言われたりしますけど、ケーズバイケースだと思っています。グレーの部分の近くの色は、鮮やかさが際立ったりすると思うからです。

あとは、必ずしも影を暗くしなくてもいいということ。反射光ですとか謎の明るさですとか言い張ってぼんやり明るめの影にしたっていいんです。他にしっかり暗い色も考えて配置すると、なんか立体感が出たりします。

何が言いたいかというと、白や黒を塗るときに、あまりにも彩度が無さすぎる部分ばかりだったり、固有色や影色がいつもの自分の型にはまりすぎてたりすると、作業的にも、絵の出来栄え的にも、絵の面白さの一つが無くなるような気がするという話です。

注意点とか

白も黒も固有色も、自分の好きな色を混ぜて主張していいと思うのですが、注意すべき点もあります。それは、例えばリンゴを好きな色で塗ったとして、それが見る人にリンゴとして伝わるかということです。

赤いリンゴのつもりでも、例えば逆光とかで多くの面積を青く塗ったリンゴは、見る人に青リンゴだと認識されそうです。そこで強めの青で塗りたかったとしても、妥協して紫や赤を増やした青にしたり、そもそも影の面積を減らしたりすれば、普通のリンゴと思ってもらえる確率が上がるでしょう。

つまり、多くの人にリンゴをリンゴとして認識させたい絵であるなら、固有色を全く無視した塗りは難しくなるということです。ただし形状だけでリンゴっぽさを上手く出せているなら、真っ黒だろうがリンゴらしさをある程度出すこともできるでしょう。逆に、多少形が拙くても、色が赤ければそれも、リンゴに見える一因になるとも思います。

この話が当てはまるのは、物体や風景だけではありません。二次創作などでキャラを描くときにも言えることです。キャラの固有色としっかり同じ色を使うかどうか、形状、特徴がきちんと捉えられているかどうか、体の大きさや顔パーツの比率などが似せてあるかどうか。光や影などでキャラの固有色と違う色を塗りたい場合、そのキャラを特徴づける色をどれだけ残すかが重要になってくるし、大きく色を変えた場合は、絵を見た人に自分が意図したキャラだと認識させるために、形状や体型の比率が似せられているかどうかということに対して、高いクオリティが求められます。

色で似せる、特徴やアイテムで似せる、比率で似せる、というおおまかに分けた三つの方法のうち、色を無視したら他の二つに求められるレベルが上がるということです。

ただ、好きなように塗った、描いたで、特定のキャラだと伝わる人にだけ伝わればいいやという気持ちで描いたって、それも別にいいです。似てないとダメだということは、ないと思います。

白黒と固有色、イメージに囚われて単調な色塗りになりすぎるより、もっと自由に着色してみたら面白いよという話でした。

スポンサーリンク

イラストの描き方一覧に戻る

イラスト
スポンサーリンク