躍動感のあるキャラクターが描きたいのに、動きがかたくなってしまう、迫力がなく、つまらない構図の絵になってしまう、そんなお前ら!ここでは、どうやったらスピード感や勢いのある、生き生きとしたイラストが描けるのか考えて、おすすめの技術や知識など、適当なことを書いていくぞ!準備はいいか!
迫力や躍動感はどうやったら出るのか
動きがあるとはどういうことなのかいくつか考えてみるぞ!
有用なことが書けるようにマジで頑張って考えてみたから、しっかりついてこい、お前ら!!
その絵の中の時間の、前や後が想像できるポーズや構図
つまり、この絵の直前はどうなってて、それで絵の状態になって、この後はどんな動きが起こるのか想像できる絵が、見る人にスピード感や、躍動感を感じさせるのだ!例を挙げるぞ!

この絵はドラクエ3の女武闘家と、覆面マントの男、カンダタの絵だ!
飛び後ろ回し蹴りの前の軽く跳躍してクルっと回る動作が想像でき、そして絵のように、めり込むようにカンダタの側頭部に蹴りがヒット、そしてこの後は、蹴った足を振りぬく女武闘家と、吹っ飛ぶカンダタが想像できるだろう!
跳躍が絵を見た人に伝わるように無理やり地面を歪めて、横から見た感じに線で強調して地面を描き、地面と離して浮いた足を描いてあるぞ!奥の建物が斜めになってるのも動きを感じさせる要因にしたいと思って斜めに描いてある!武闘家とカンダタと奥の塔と地面が、ちょうどいい感じに見えるように構図を試行錯誤したということだ!
さらにパースとかデッサンがどうとか度外視した(きちんと描けないともいう)カンダタのデカい頭に、めり込む足というコミカルかつオーバーな表現が、この絵に面白みと動きを同時に与えているのだ!
どうだ、結構いろいろ考えて描いてあるだろう!
静止しようと思ってもできないポーズ
直立不動だったり、寝ていたり座っていたり、そのまま止まれるポーズは当然ながら動きが出ず、逆にピタッと止まったら倒れたりしそうなポーズが、動いている感じを見た人に伝えるのだ!重心がしっかり安定しておらず、前のめりになったり、後ろに倒れそうなのが伝わるようなポーズを描けということだ!
いわゆるジョジョ立ちに含まれるような、静止できなさそうな立ちポーズなども、立っているだけなのに不思議と動きを感じさせる効果があるぞ!
ブラーのかかったキャラや周囲
ブラーというのは動きなどを表現するときの、ぼかしが残ったような表現のことだ!ここでも例を挙げるぞ!

これはサガフロンティア2というゲームの、二振りの剣をもつ変な髪型の男、グスタフの絵だ!
この絵では右手で大きく薙ぎ払った剣の動きと、剣先が折れて回転した様子をモーションブラーで表現してある!大きく前に出した右足と左手にも持った剣を見せたいので、振った剣の跡は透かしてあるぞ!剣が折れたことを伝えたいので、右手に持った柄の近くに破片を記号的に描き、折れた剣先はうまく回転を伝えたいので、濃い目にしっかりブラーを描いてある!頭に少しかかる程度の位置に飛んだ剣先を配置することで、絵に前後感を出しているぞ!
また、上で書いた、「静止しようと思ってもできない」という点も意識してあり、強く右足に体重がかかった踏み込みを右足のデカさ、左足の小ささで表し、前傾姿勢で体を描くことでもそれを伝えているぞ!
地面は平たんに描かずにオーバーにたわませ、雑多に、しかし手前と奥で大きさを変えた草を生やすことで動きと、ここでも絵に奥行きを出してある!さらに上空の雲と空は、わざと真上を見た時のような描き方にして、少し渦巻く感じも足してある!空がグワッと迫る感じを出すことで、勢いが増してあるぞ!どうだ、全てが上手く伝わるとは限らないにしても、この絵もいろいろ考えて描いてあるだろう!
伸びたり、しなったり、大きくなったり、誇張した人体を描く
デッサン的にはおかしくても、ほんの少し、または時として大げさに、時としてオーバーパースで、体の部位を誇張して描いてやるのが、迫力につながるのだ!
例えば野球のピッチャーが投球している途中、肘の曲がり方がとても極端に見える状態で映ってる写真とかがある!モーションブラー的な効果も影響しているとは思うが、あれが腕がしなっているということだ!他にも大きく背中を反らせたり、アングルにもよるが、キックの動作を描くときに気持ち長めに足を描いたり回転の表現を加味したり、マリオがパンチするときに一瞬握りこぶしが大きくなったり、カメラに近い部位をデカく描いたり、そういう表現の工夫を、自分の中で不自然にならない範囲を探りながらしろということだ!
マリオで思い出したので書くけど、星のカービィとかスマブラを作った人のユーチューブチャンネル、「桜井政博のゲーム作るには」のモーションとかエフェクトとかグラフィックの動画が、めちゃくちゃ為になるから見るといいぞ!桜井さんの「とにかくやれ!」の動画もいいぞ!
斜めになったカメラアングル
カメラアングルを斜めにするだけで、絵に動きや不安定さがでるのだ!歪みなんかも迫力に貢献してくれることがあるぞ!例を挙げる!

上の絵はミンサガというゲームの、トカゲ人間と赤いローブの敵、おまけでどっかの海賊の偽物みたいな男の絵だ!
お互いに構えて今にも戦いが始まろうとしているが、ポーズ自体はただ立って武器を構えたり、魔法の準備をしているだけだろう!しかしカメラのアングルが大きく斜めになっており、それと歪んだ建物、敵と味方の高低差、敵の顔だけ切り取って大きく描く、反対に遠くに小さい敵の全身、さらにそこに集まる線の流れ、こういった合わせ技で臨場感、迫力を生んでいるのだ!!
注意点として、絵を見る人があまりにも首をかしげないといけなくなるほどにアングルを横にすると、見にくさが勢いを削いでしまうからよくないと思うぞ!上の絵は建物と遠景の赤ローブの敵、それとおまけの海賊は、だいぶ横になって描かれているが、トカゲと敵のデカい顔をあまり横にせずに見やすくすることで、アングルの歪みによる見にくさを緩和してあるぞ!
わざと絵の中の何かを上下さかさまにしてあるような絵とかも、見にくさやパッと見の分かりにくさが勝っちゃわないようにするのが難しいから気をつけろ!
髪の毛やマントをなびかせる
髪の毛やマントをなびかせるのは、よく聞くテクニックだと思うぞ!実際に勢いよく髪やマントがひらひらするのには、かなりの強風か走る速さとかが要るかもしれないけど、そこはイラストだから、大げさに嘘をついて描いていい!これも例を挙げる!

これはドラクエ2のサマルトリアの王女とローレシアの王子の絵だ!
走ることで勢いよくなびいたマントと、結んだ髪が浮き上がるように描いてある!さらに元気なイメージを与えるために、アラレちゃん走りをさせているぞ!
背景上部の空は見上げたように描き、下部の空は横から見た感じにして遠景に霞んだ城を描いて、画面の中に広がりを感じさせるようにしてある!王女の顔とその周囲の空は鮮やかな色に変えてあり、まず目が行くように考えてあるぞ!そして画面の真ん中まで無理やり草を生やした場所を描くことで、低いアングルから王女がこっちのカメラに走り寄ってくるような印象も与えているのだ!
これは、背景を描くことで絵のパワーがかなり上がっているということだ!背景のクオリティ自体は高いとは言えず雑なものだと思うが、逆に言うとこの程度でも絵に爽やかさや草原の気持ち良いイメージを与えることが出来るということでもある!下の記事で簡単な背景でいいから描く意識、ということについても書いてあるから気が向いたら読んでくれ!
周囲のもので動きや迫力を表現する
人間を派手に動かさなくても、周囲の環境を派手に動かしてやると迫力は出るのだ!
上のサマル王女の絵も、舞い上がる草で絵に動きをプラスしている!
他には水や煙、炎、火の粉、地面などが流れるように動く表現を使うことで間接的に、その中を動く物体の表現を強めたりできるぞ!

この絵はテイルズオブエターニアというゲームの、メルディという女の子が、有名な魔法を詠唱しているところの絵だ!雷や電撃をなんとなく連想させたいので、青や黄色、紫などの色を鮮やかに使ってあるぞ!
本人は立って魔法を唱えているだけだけど、上から見た俯瞰の構図と彩度の高い強めの色、地面に渦を巻くような周囲の線、大きくないけど両手の指の動きが残ったような表現、右手の暗さに対して顔、左手の鮮やかさによってこちらに飛び出す感覚を強調するなど、様々な工夫を凝らすことで、スピード感や勢い、凄みを表現している絵だ!
緑の動物はクィッキーというペットだが、こいつとメルディの大きさの差が、臨場感や奥行きをさらに生んで、クィッキーの可愛らしさもプラスされているぞ!可愛くてカッコいい絵だろ!
注意点として、見せたい部分以外にごちゃごちゃ線が多いと、目立たせたい部分の印象が薄れる恐れがある!それを防ぐための一例としてこの絵では、キャラクターを縁取る線で補強してあるぞ!
終わりに
変なテンションと殴り書きの勢いで書ききったものを、まぁこれはこれでいいやと思ってそのまま変にしといた文章なんだけど、わざわざあなたはここまで読んだってことは、絵に役立つと思って読めたってことだと思います。
ぶっちゃけこれ、俺が自分の絵を何を考えながら描いたのかの解説とかも含めたら、ゆーりょーきゅーレベルのことを簡潔にまとめて書いた気もするので、お前ら、俺に感謝の気持ちを忘れるなよ!あと、だいぶフザけた書き方の記事になっちゃったんだけど、中身は真面目に他人の為にもなるように一生懸命書いたし、でもお前の絵は下手くそだし文章も寒いじゃんとか思った人がいたとしても、書いてあることは役に立つと思うので、許してね。読んでくれてありがとう!
ついでに絵の練習方法(技術じゃなくて精神的なやつ)とかについて考えた記事もあるので気が向いたら読んでください。

