絵を描いてみんなに見てもらい、フォローされて見てくれる人を増やしたい。描いた絵を称賛されて、いいねやリポストが沢山ほしい。頑張って描いたイラストが伸びないのでフォロワーを増やしたい。
絵を描く人の多くが承認欲求を持ち、それを満たすためのツールとして、とりわけX(旧Twitter)はSNSとして真っ先に挙がる候補の一つです。
私も絵を描くのが好きで、遊んだことのあるゲームのイラストを描いては、Xにアップしています。2年弱くらいで先日、緩くですが今年の目標として考えていた、イラスト1枚で1000いいねと、50フォロー以下で500フォロワーの到達という、2つのことを達成できたので、絵のことについても私の個人ブログで取り扱っていこうかと思います。
個人の主観に満ちた、正確さを保証できないものであること、誰かを攻撃する意図は全くないことを断っておきます。
イラストでXのフォロワーを増やす方法
私の絵がどの程度のものなのかの参考については、一番上の画像がいくつか1000いいねをもらえたイラストのうち、ファイナルファンタジー6のティナと、ドラゴンクエスト7のメルビンです。他にもコンシューマーゲームの絵が多いです。
1枚少なくとも大体5時間以上、長いものだと15時間以上かけて描いた絵が、180枚程度あるので、楽しみつつもそれなりに努力はしてきた自負があります。絵を褒められながら楽しく好きなものを描きたいのはみな同じだと思いますので、私のXでの活動経験から考える、フォロワーの増やし方をこの記事で書きなぐっていきます。また、X利用開始時からのアカウントの推移や自己紹介の記事もここに張っておきます。
いいねリポストやフォロワーの多さ=絵の上手さではない
まず最初に大事なのが、いろいろな方が言われていることですが、フォロワーの数字の大きさ、いいねやリポストの多さが、絵の上手さだけを表しているわけではないということです。
もちろん絵の上手さも含めて、その人がXというSNS活動を行ってきた結果の、総合的な評価の数字がいいねリポストフォロワーの数です。
同じフォロワー1000人でも、自分のフォロー数が0と1000ではフォロワーの質が全く違います。どちらが優れているというのではなく、前者は絵が上手いの一点や、なにか絵以外に有名な実績をお持ちだったりする方でしょうし、後者は絵などを通して自分と誰かが喜ぶような、交流活動を楽しんできた方が多いでしょう。
自分の描く絵のジャンルにどれだけ人がいるかも重要です。総人口何十万といったファンが存在するジャンルでのフォロワー1000人と、大昔に流行ったようなコアなファンしかいないジャンルの500人とでは、前者の方が優れているとは一概に言えません。
このことを頭に入れたうえで、次の話を聞いてください。
相手の立場で、どんなアカウントならフォローしたいか考える
あなたが他人をフォローしたいと思うときはどんな時でしょうか。
- その人の絵が純粋に好きだから、見たいからフォローする。
- その人から反応がある、絵の感想を言い合あったり交流がしたいからフォローする。
- その人がフォローバックしてくれたらいいなと思ってフォローする。
- その人と絵をいいねリポストしあって絵を拡散しあいたいからフォローする。
大体この4つの理由が、人それぞれの比率で入り混じっているでしょう。ちなみに、「なんとなく」という場合は、言語化しないほうが都合がいいか、言語化するには色々なものが混じっていて難しい、もしくはするほど時間をかける価値がない、ということを、「なんとなく」と言い表していると考えます。
1の理由でフォローしてもらうのは一番難しいです。これが当たり前にされるような方はこの記事を見る必要がないかなと思います。その人の絵を見ること自体がフォローする側のメリットになっています。1の中にもいろいろと派生があり、その人の絵柄、絵自体が好みだからフォローする、その人の書く〇〇の絵が好きだからフォローする、〇〇で有名なこの人だから(肩書や実績重視タイプ)フォローするなどに分かれます。応援したいからフォローするとかも、1を綺麗に言い換えた感じの言い方ですね。
2は自分のことを見てもらえるかどうかを重視するタイプで、交流重視の方が多いです。相手の人柄や他人へのレスポンスの良さは重要と考えると思いますが、絵が上手いかどうかはそこまで重要ではなく、イラストを描くことを通して友達を増やしたい、楽しく絵を描いて過ごしたいという方々でしょう。SNSを利用する目的として健全だとも思います。一人で孤独に絵を描き続けられる人は多くないでしょうから。ただし交流がしたいと思う条件に、ある程度の上手さが必要な人(自分と同じくらいかそれ以上上手いか)も、多いとは思います。
3は数字を増やして見栄えを良くしたいという方ですね。フォローバックしてくれれば誰でもいいというパターンと、「この人にフォローバックされている私」が欲しくて、好みの絵柄のフォロバしてくれそうな人を、フォローしてみるパターンがあると思います。交流を始めるにしてもまず初手はフォローバックしてもらうところから、という人も3でしょう。当然ですが3は別に悪いことではありません。フォロワーの数が見る人に与える影響は少なくないですし、イラストアカウントとしてフォロワー数の多さや、上手いアカウントと相互フォローであるかどうかは、自分が積んできた努力や経験への、見える評価の一つと考える人は多いと思うので。
4は2や3と重なっている部分がありますが、要するに自分のイラスト、アカウントを広めるために、いいねリポストをしてくれるかどうかということです。つまり打算ですが、もちろんこれも悪いことではないです。自分にとって有益だからフォロー、フォローバックするというのは、なんらおかしいことではないはずです。
個人的には、金銭的、精神的に得をしたい、友達が欲しい、誰かを笑顔にしたい、その他の慈善活動等ですらも、結局は自分の気持ちが満たされたいが為の行動であると思っています。自分が得をしたいからフォローするんだと思います。何度も書きますが、もちろんこれらは悪いことではありません。
ネットなどでよく見る、これをしたらすぐにフォロワーが〇百人、〇千人!!みたいな、お手軽な方法はありません。そういう情報の内容を見るとフォロー数を書いてなかったり、普通に地道な努力が要る話だったりもします。フォロワーの中身が何でもいいなら即効性がある方法もあるかもしれませんが、それで最終的にいい結果につながるかどうかは疑問です。
描いた絵をただ褒められたいのか、交流がしたいのか
フォローする側について考えた後は、自分がXに絵をあげる目的を考えてみましょう。イラストを見せたい、褒められたいだけなのか、絵の趣味が合う友達を作って、感想や褒めあいをして楽しく過ごしたいのかです。どちらが良い悪いというのはありません。もちろんどちらか片方だけではなく、人によって気持ちの中で、この2つの比率が違うと思います。どちらに重きを置くかによって、フォローすべき人々の種類が若干変わってきます。
交流にあまり興味がなく、ただ自分が褒められて評価されることを考える場合
人づきあいが苦手、過去にトラブルがあって疲れたなどの理由から、淡々と絵を上げて、でもそれに反応は欲しいという方は多いと思います。この場合は、まず身も蓋もないことを書いてしまいますが、絵が上手くなることが大前提です。腕を上げるための地道な努力が要ります。そんなに上手くないけど絵を上げたら、無条件で感想やいいねリポストがぼちぼちもらえて、なんかそれなりに嬉しい、みたいなことは基本的にはありません。こんなに頑張っているのに……みたいな気持ちや、努力にかけた時間も関係ありません。厳しい言い方になりますが、ほとんどの他人は、自分にメリットがある絵にしか反応しないからです。
反応が貰えるならまだいい方で、いい絵だなと思われても、様々な理由からいいねを押さない、指一本でできる評価すらしないこともザラだと思います。なので逆に、通りすがりのまったく知らない絵も描かない他人が、何の得にもならない、見返りをもとめないイイねボタンを押してくれるのは、絵描きにとってとても嬉しいとも思います。
絵を見てすぐにフォローしたくなる絵が描ける人、自分の絵を見られること自体が誰かのメリットになり得る方は、すでに絵でお金が貰えるかそれに近い腕前でしょう。素晴らしいし、血のにじむ努力もされたはずです。
自分の腕前が客観的に見て並程度、もしくはまだ絵描き初心者の方は、腕を上げる努力をしつつ、次のことをやっていきましょう。
ジャンルごとにアカウントを分けるべきか
描くジャンル、作品などでアカウントを分けるべきかというのは、いろいろな記事や動画で議論されていることの1つですね。
私の考えとしては、二次創作なら、近いジャンルのいくつかなら一緒にしてしまってもよいが、大きく違うジャンルなら分けた方がよく、しかし、投稿で一次創作が占める割合が多い場合は分けなくてよいという感じです。
例えばの話をします。ゲームのイラストが多い私の例でいうと、スクエニ製の作品で括れる程度の近さ(ファイナルファンタジーシリーズとドラクエシリーズなど)なら、主に扱う作品をプロフィールなどに明記の上で、アカウントは一緒でいいと思います。ただし一緒にするメリットデメリットは両方あります。
この場合だと、メリットはゲームを知っている人の総数が増えることで、デメリットはFFとドラクエでは作風が結構違うことと、作品、シリーズをわずかでも雑多に混ぜて扱っているなら、フォローしないという人もいること、さらに海外での人気の違いなどがあります。
そしてそのFFドラクエアカウントには、フォロワーを増やすという目的においては、漫画やアニメなどの二次創作は載せないほうがよいです。FFとドラクエは両方遊んで知っている人が比較的多いけど、そこに関係ない漫画やアニメを入れると、興味がない人の割合が多めに増えるということです。
ゲームイラストというでかいジャンルで全部一緒にするだけでも、イラストによってかなり反応の大きさに違いがでてしまいます。これは経験談ですし、他の方のアカウントを見ても、そうであることも多いです。
フォロワーは当然ながら自分が見たいものだけ見たい人とか、アカウント拡大に有利なアカウントだけフォローしたい人が多いので、わかりやすくジャンルが限定してあればフォローされやすさが上がります。
じゃあジャンルをしぼれば絞るだけいいかというとそうでもなく、絞るとジャンルに興味がある人の総数が減ります。つまり最終的に期待できるフォロワーの数が少なくなるということです。大人気スマホゲームや旬のマンガやアニメなどの、ファンの総数がとてつもなく多い作品なら、1つの作品限定のアカウントでもよいかもしれませんが、同時にジャンル内の絵が上手い人も多くなるので、目を引くためのイラストを描くのに必要な腕前が跳ね上がるという難点があります。旬のジャンルなら廃れたときの反応の減り方も心配です。
一次創作がメインのアカウントに関しては、たまに上げるだけなら雑多な二次創作と一緒にしちゃっても、いいんじゃないでしょうか。一次創作は最終的に自分の絵柄が好きになってもらわないとダメなので、広く浅く雑多なジャンルの二次創作が、投稿に多少なら散りばめられていても、可もなく不可もなくという感じだと思います。ただ、一次創作者同士でフォローフォローバックの関係になるか考えた場合に、一次創作のみの人しかフォロバしない、みたいな人が、もしかしたらいるかもしれないですね。
自分が描きたいジャンルの、他の絵師に反応する
あなたが、新しくとあるジャンルでイラストを載せ始めたとしましょう。あなたの絵がそれなりに上手かったとしても、無言で絵を上げ続けているだけで他人の反応が増えてくるかというと、なかなかそうはいきません(超上手いなら別です)。
自分のフォロワーが多くないと、絵が拡散されていかないからです。そこで必要になってくるのが、自分と同じジャンルでイラストを描いている、他の方への関わりです。同ジャンルの他絵師にリポストしてもらうのが、自分の絵を界隈に広めるのに一番劇的に効果があります。
なので自分がすることも、他の絵師がされて嬉しいことをするのです。同ジャンルの好みの絵柄の絵師さんをフォローして、いいねリポストをしてみましょう(一次創作なら、方向性が似ていたり、自分が描きたい感じの雰囲気の絵)。
ここで少し話がそれますが、絵を描かない見る専アカウントや雑多アカウントの方のリポストは、客観的にみると拡散力が低いことが多いとは思います。ただ私個人の絵に関してはそういった方のいいねリポストが多いですし、その方たちを軽んじているわけではないということ、また、ただ絵が良かったからという理由でいただいた、反応への感謝をここに述べさせていただきます。ありがとうございます。
XはSNSです。交流に興味がなくても、それをしないで大勢の人に絵を見てもらうのはかなり難しいと思うので、特にどうしてもしたくない理由がなければした方がいいと思います。ただし、自分のタイムラインに誰かが来た時に、自分の絵が埋もれない程度に、ということは考えた方がいいかもしれませんが。あと、リポストする絵の質にもよりますが、あまりにも多すぎるとミュートされる可能性があります。人づきあいが苦手なので他のアカウントとあまりかかわらない、壁打ち運用がしたいという方も多いと思いますが、その場合は他のアカウントによる自分の絵の拡散はあまり望めないと、割り切ったほうがいいです。実際に他人に気は遣わず楽ではありますが、効率よくアカウントを大きくすることは難しいでしょう。
そして交流目的で誰かのイラストなどに反応しても、当然自分の絵に対してもいいねやリポストが帰ってくるとは、思わないことです。相手のアカウントの規模が大きいほど、反応が返ってくる確率は低いです。それは相手が規模の小さなアカウントを相手にしないとかではなく、相手は全部のいいねリポストに対応できない量の反応をもらっている、ということです。もちろん小さいアカウント相手でも、お返しが来ないと憤ってはいけません。見返りを期待するのはよくても、それがないから怒るのはよくないのです。
ここからかなり打算的なことを書きます。気分が悪くなるかもしれませんので、心配な方は読まないでください。それと私個人のアカウントはほぼ壁打ちでやってきたので、フォロワー獲得のための交流などについての記述は、主観や勝手な予測などが結構濃く混じっています。他の方のアカウントなども観察しながら活動してきたところが根拠ではありますが、話半分で聞いてください。
まず、それほどアカウントの規模の大きくない人の絵を、リポストすると反応してくれる確率が上がると思います。その際は、相手が積極的に他人の絵をリポストするタイプの人かどうかも重要です。そして、特定の人同士でリポストしあっているだけの人よりも、絵さえ気に入れば、色々なアカウントを幅広くリポストしてくれそうな人の方がいいです。
絵師をフォローすると、相手もこちらのアカウントを見に来て、あなたの絵やアカウントの規模を見て、フォローバックするか考えることも多いでしょう。プロフィールの欄に同じジャンルの絵を描いていることを、明記することも大事です。するとこっちのアカウントに飛んでくれる確率が上がります。絵以外のポストなどに親近感を感じるか、リアル同人活動の有無などもフォローするかどうかの材料になるでしょう。
無言で絵だけ載せ続けるアカウントは、無機質な印象も与えてしまうと思います。絵だけ見たい人も、たまにはその人の人柄を感じるポストが見たい人も、両方いるはずですので、そのあたりのアカウント運用のバランスは答えが出ず、悩ましいところではあります。
交流がしたくてその人の絵に対して直接リプライする場合は、褒め方と頻度に注意が要ります。特に絵が大勢の目に触れている場合は、意図せずとも自分の存在の宣伝的な側面が生まれてしまうし、褒め方の好みも受け取り手により千差万別だからです。要するに塩梅が難しいということです。
本当に自分が好きな絵を描く人の絵に、時折くらいの頻度でなら、嫌がる人もいなさそうなので、素直な気持ちをリプしてみていいと思います。この絵のここがいいですね、みたいな感想は誰でも嬉しい気がしますが、向こうが面倒ならありがとうで返せる程度の熱量が、当たり障りないかも。リプする際はフォローしてから書き込むのが無難です。リプくれたけどフォローするほどじゃないんだ、みたいな感じは伝わってしまうので、向こうも嬉しいとは思いますが「おー、ありがとな」くらいな感じになると思います。もちろんリプに対して反応がないからといって拗ねてはいけません。
なお、私は絵に対してリプライすることは良いことだし、される側が偉いわけじゃないし、気軽に適当な内容をリプしていいものだとも思っていますが、フォローしてリプしたけどフォロバくれないんだバイバーイ、とフォローを外すくらいなら、最初からリプライはやめておくか、はじめからフォローなしでリプしておくのがいいと思います。行動の細かい部分から相手の気持ちは透けて見えてしまうのです。私自身もとても打算的なので、そこからの視点です。
空リプという文化もあります。リポストした直後に自分のタイムラインに感想をポストする行為ですが、こちらは絵に直接リプをつけて目立ちたくないけど、相手に感想が伝わっても伝わらなくてもどちらでもいいから、見た絵に対して何か言いたいな……という人がしている感じです。これに関しても是非が人によって分かれてややこしい。空リプにいいねが付いているのを結構見かけますし、それなりにリポストされた側が見に来るようなので、交流として悪い手段ではないようにも感じますが、他人に対しての空リプが嫌だという人もいます。私個人は自分に対しての空リプじゃなくても、見るのは嫌じゃないです。空リプに反応がないと怒る人は嫌です。
打算だけでいいねリポストするのは辛くなってくると思いますので、本当に絵柄や挙動が好みのアカウントを探してやっていくのがいいでしょう。自分好みの絵柄の方なら、応援半分で接することも苦になりにくいです。また、反応の切れ目が縁の切れ目になるかもしれないことも、覚悟しておいた方がいいかと思います。絵師はみな、自分の絵を見てほしくて活動しており、そこはギブアンドテイクの世界でもあり、絵を描くだけで満足している人は、SNSに上げる必要がないのです。
自分の絵を描いて練習もして腕前を上げつつ、規模の小さなアカウントから少しずつ自分を視界に入れてもらって、自分のアカウントがだんだん大きくなっていくと、次第に規模の大きなアカウントが反応してくれることも増えてくるかもしれません。このあたりのスピード感は、最初の自分の絵の腕前によります。だんだん付き合う相手を大きなアカウントに乗り換えていくために、小さいアカウントを踏み台にしろと言っているわけではないので、そこは極端にとらえないようにお願いします。
絵がかなり上手くて、ほどほどの日常ポストで親しみがわき、適度に他の方の絵のリポストや感想を言ったりするアカウントは、はっきり言ってとても伸びていると思います。他の絵師がその絵の上手いアカウントにあこがれ、反応されたくて、その人の絵を拡散することが多いと感じるからです。伸び方が異常なアカウントは、なんらかの商業または同人活動で実績がある方の場合もあります。
逆にめちゃくちゃ上手い絵だったとしても、他人に一切反応しない壁打ちアカウントだという時点で、他の絵師には相手にされないことも多いと思います。そういう人のフォロワー欄を覗いたりしても、良く絵が流れてくる同ジャンル絵師の名前が少ない印象があります。絵師としてのアカウントではなく、見る専用のアカウントを作ってフォローしているとかかもしれません。このあたりは、その人が雲の上の人と認識されているかどうかでも変わってくると感じました。
ただ、別に壁打ちアカウントでも、絵の腕前を磨き続け、ジャンルを絞って描き続けていれば、それでもかまってくれる絵師さんはいらっしゃると思いますし、絵を見る専用のアカウントや、通りすがりの雑多アカウントの方々が、ただ絵が目に留まったという理由で反応してくださって、少しずつフォロワーは増えると思います。
絵を載せるアカウントとは別に、日常ポストやリポストをするためのアカウントを作って連携している方もいます。これは、その人の絵だけ見たい人がいることも、中身の親近感やお返しのリポスト等が重要であることも理解しており、そのためのアカウント分けだと思われ、これも一つの手段であるといえます。
自分がどれだけ絵を描く以外のことに注力できるかで、アカウントの運用を考えてください。
ここに書いたことは全部、絵が上手くなるように努力を重ねたうえでの、SNS運用です。上手くなる努力をせずにこれらを頑張っても、あまり効果はないと思うのでご注意ください。でもまぁ、そんなに上手くなくても、交流目的もあるアカウントなら、楽しく絵を描きつつこっちからウザくない程度に向こうにかまっていると、相手をしてくれる人は結構居る気もします。
端的に言ってしまえば、
めっちゃ絵上手くなって、
そこそこ他絵師と交流すると、
すげーアカウント大きくなるよということですね。
数行で済むことををクソ長くした記事、読んでくれてありがとな。まだ続くけどな。
フォロー数<フォロワー数にするのは、とてつもなく難しい
アカウントを見たときに、フォロー数よりもフォロワー数の方がそれなりに多いと、なんか見栄えがいい、と考える人は多いでしょう。でも実際こういったアカウントになろうとしても、ものすごく難しいです。小賢しいことをしても無理ですし、多少そういう方法で数字だけ盛れても、アカウントを見ると薄っぺらいのがわかるのであまり意味がないし、しっかりした人は寄ってこないと思います。
ただあなたの絵が見たいからフォローする、という人をたくさん集めないといけないから、フォロワー数ばかりが多いアカウントを作るのは難しいのです。普通にアカウントを運用していたら、大体フォローフォロワーが同じくらいになると思います。
また書きますが、XはSNSなので、みんな自分を見てくれそうな人しかフォローしない場合が多いです。もし少しでも絵がいいなと思った人を気軽にフォローしていると、フォロー数>フォロワー数の数値差が大きくなっていきます。好きなものをフォローしているだけなので悪いことではないし、たくさんの絵師にとってありがたいアカウントのはずですが、どうもフォロー数の方が多すぎるアカウントが軽んじられる空気を感じますので、みなさんこれを避けたがる傾向があるようです。
なので見る専用のアカウントを作ってそっちでフォローしたりもあるでしょう。こういったアカウントは向こうから気軽にフォローしてくれる分、こちらを少しでも称賛することなどには無頓着なことが多く、このこと自体は悪いことではありませんが、フォローされる側にとってはただフォロワーの数字が増えるだけになったりします。もちろん全部がそうというわけではないし、フォロワーの数字が増えること自体も嬉しくはあると思うのです。でもそれよりも、よく絵を見に来てくれるアイコンがあるなというのを時々感じたり、鍵垢ぽいどれかのアカウントからだけど、いいねとかがされたんだなとか偶に分かったり、そういうのは素直にとても嬉しいです。
何が言いたいのかというと、フォロワーの方を多くすることに固執しすぎてもしょうがないというか、私のアカウントもそうなんですけど、フォロワー数のが多くても最近は動いてなさそうなフォロワーも多いし、でもフォロワーの数が増やしたいという人向けの内容の記事なわけで、よくわからない話になりました。一つ言えるのは、いいねリポストフォロワーの数を気にしすぎて、精神的に良くないことになっている人は、とても多いということです。評価を得ること>絵を描くこと自体の楽しさ、ということになってしまったら、いったん休んだ方がいいと思います。
絵を通じて誰かと交流することをメインにしたい場合
絵描き友達が欲しい、同じジャンル、好きなものについて語り合える人が欲しいというのも、Xに絵を載せる立派な動機の一つです。
趣味が合う絵描き仲間を増やすという点では、上に書いたことが交流メインの人にも当てはまる部分があるので、そちらも読んでもらうとして、自分が交流しやすいアカウントを探す方法としては、どのようなものがあるか考えます。
繋がりたい系のタグについて
まず交流する相手を手っ取り早く探す方法の一つとして、いわゆる繋がりたい系のタグがあると思います。これはいろいろと種類があって、イラストを描く人にとって身近なのは、「絵描きさんと繋がりたい」とかでしょうか。相手が絵を描く人じゃなくてもいいなら、「イラスト好きな人と繋がりたい」とかですね。
こっちがフォローバックする気がないなら、フォローされたい系や神絵師発掘のタグを使うのでしょう。ホントに神絵師ならただ絵を上げていればフォローされる気もしますが、このタグの人気が高いので、付けると人目に触れる機会が増えるため、ガチの神絵師が付けると効果がある気もします。
ただ「絵描きさんフォロバ100」系のタグは使わないほうがいいと思います。理由は単純に、フォロワーの数字さえ増えれば何でもいい人が多いので、数字が増える以外のメリットがないからです。自分が表面上の数字が増えればいいだけなら、有効なのかもしれませんが、タグを見てフォローしたのにフォローが返ってこない!みたいなのも、ちらほら見かけます。
瞬時にフォロバできる数に、Xのシステム的に制限があるのも、問題が起きやすい理由の一つです。嫌な気分になることも多そうなので、このタグは触らないほうがいいと思います。
繋がりたいタグを使うと、一時的にフォロワーが増えるでしょう。そしてすぐ減る気がします。増えたフォロワーの中から、相手が他の人にしているリプなどのやり取りを見に行ったり、絵柄や趣味、ジャンルが自分の好みのアカウントを選んでフォローを返し、交流するアカウントを増やしていくというのも、方法の一つだとは思います。
でも正直この手のタグを使わなくても、Xはいいねをした絵のアカウントやジャンルに近い人の絵が、おすすめに出てくるようになっています。その中のアカウントを伝っていって絵のジャンルや趣味が合う人を探して、さらにそこからいろいろな人と楽しそうにやり取りをしている人を探して、フォローしてリポストしたりいいねしたり、絵にリプライしたり自分でも絵を描いたり、そうしていれば朗らかな人は反応してくれると思うのですが、どうでしょうか。
レスポンスがいい人は沢山いいねやリポストがもらえる
つまり、いいねしたらいいねがほぼ返ってくる人たちは、いいねされやすいのです。簡単なことですがいいねをもらえる確実性が他と段違いです。
一定期間いいねを返し続けたであろうその人たちが、まわりに「この人はいいねが返ってくる人」と認識されると、間違いなくいいねが増えます。これはその人がそれだけ大勢の他人に対して時間を使っているので、かなりすごい熱意だとは思います。
私もおすすめにそういった人たちの絵が流れてきたら、特にスルーする理由もないので割といいねを押すことも多いですが、わざわざ探すほどまではしないです。
そんで、「全反応巡回!」みたいなのまで書いてある人は避けます。
理由は若すぎる人が多かったり、胡散臭かったりすることが多いからです。
お返し目的みたいないいねに意味があるのかという人もいるかもしれませんが、その人か自分のどちらかが、反応するのをやめたくなったらやめればいいと思うので、あいさつ程度のいいねでも、続く間は続けばいいのだと軽く考えています。
特に絵を描き始めの頃などは、そういった類のいいねしかされなかったとしても、ずっといいねの数が0であるよりは精神的にいいとも思うので。そうしていいねを多少なりとも貰うことに満足し、そのうちには絵の腕を上げて、絵の内容でいいねを増やせるようになると、さらにいいですね。
絵を描くたびにリプがいつもつくような人がいらっしゃいます。そういう人は、他の方の絵によくリプライしている場合が多い気がします。相手に言葉をかけているから、相手から言葉が返ってきます。相手が喜ぶような、言葉が返ってくるような言葉を、相手によって毎回考えてリプライしているわけなので、自分が絵を上げたときに人が集まるわけですね。
いいねやリポストまわりやリプライの内容を考えるのが、疲れる人も多いと思います。ただこれらも交流の一種ではあると思うので、交流メインのアカウントなら、出来る人は嫌にならない範囲でやると、もらえる反応が増えるよという話でした。
おわりに
追記したいことが増えたらまた書き足すかもしれませんが、おおよそ気が済んだのでここで終わりにしたいと思います。
ここは汚いおっさんの個人ブログなので無責任に好きなことが書けるし、次の日には書いてあったことが無かったみたいに消えてたり、手のひらドリルが発動して書き換えられてたりしますので、全部鵜吞みにしないで考えてください。ありがとうございました!
